“アジア最強国”の1つがW杯2次予選で大苦戦 イラクが起こした番狂わせ[映像アリ]

イランがイラクに大苦戦 photo/Getty Images

2次予選で起こるまさかの波乱

日本代表は14日に2022カタールワールドカップ・アジア2次予選でキルギス代表と対戦し、アウェイで2-0の勝利を収めた。

劣悪なピッチコンディションやキルギスの思い切った攻撃に苦戦した部分はあったが、それでも実力は日本の方が数段上だ。2次予選は安心して見ていられるレベルにあり、日本はここまで4試合を消化して無傷の4連勝。13得点0失点と安定感は抜群で、グループF首位を快走している。

どこか日本のサッカーファンも2次予選など楽に突破して当たり前と考えているはずだが、順調に白星を積み重ねているのは日本とグループBのオーストラリア代表くらいのものだ。今予選ではアジアの強豪国が苦戦を強いられているケースが目立つのだ。
何と言ってもイラン代表だ。イランといえば今冬のアジアカップ準決勝で日本代表と激戦を繰り広げた相手で、FIFAランクの面でも「アジア最強国」の1つと捉えられている。しかし14日にはイラク代表とのアウェイゲームを1-2で落としてしまい、4試合を消化してまさかの2勝2敗。グループでは3位に沈んでいるのだ。

10月には本田圭佑が実質的な指揮官を務めるカンボジア代表を14-0で粉砕したことが話題となったが、そこからバーレーン、今回のイラクと2連敗。イラク相手には後半アディショナルタイムにセットプレイから勝ち越し点を許してしまい、ホームのイラクはアジア最強国・イランを撃破したと大熱狂に包まれた。

アジア2次予選は各グループ1位のチームと2位の成績上位4チームが最終予選へ進出するルールとなっているため、3位のイランはちょっとしたピンチを迎えている。

強豪国ではグループHの韓国代表も2勝2分と躓いており、首位ながら2位レバノン、3位北朝鮮とは勝ち点差が1しか離れていない。こちらも油断できない状況だ。

アジアのチームが着々と力をつけているのは事実だが、2次予選でまさかのサプライズは起こるのか。2次予選など楽勝と考えるのは危険ということだ。

・イラクが決勝ゴールを奪ったシーン



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