14日に行われたEURO2020予選・グループリーグH第9節でアイスランド代表とスコアレスドローでゲームを終えたトルコ代表は、2大会連続となる本大会出場権を手にした。
今回のゲームもスコアレスドローだったが、彼らの強みの1つが守備力だ。ここまでグループ9試合を戦って失点は僅かに3点で、これは同じくH組から本大会出場を決めた首位フランス代表(6失点)よりも少ない。
この守備の原動力となっているのは、若き実力派センターバックたちだ。レスター・シティで主力となっているチャグラル・ソユンク、今夏にユヴェントス移籍を実現したメリフ・デミラルが基本的にスタメンを務め、ドイツのシャルケでプレイするオザン・カバクがバックアッパーに控える。
ソユンクは23歳、デミラルは21歳、カバクに至ってはまだ19歳だ。特にカバクはガラタサライにいた頃より高い評価を受けており、シュツットガルト移籍を挟んで今夏にシャルケへやってきた。やや序盤は出番確保に苦しんだが、リーグ戦直近2試合ではフル出場を記録。しかもカバクはセンターバックながら得点力も高く、このフル出場した2試合では1得点ずつ挙げている。
そんなカバクが目指すのは、「トルコのフィルジル・ファン・ダイク」だ。ブンデスリーガ公式によるとカバクは2、3年後に世界トップレベルのセンターバックにカウントされるイメージを描いており、モデルとしてファン・ダイクに憧れていると語っている。
「個人的な目標は、今後の2、3年でファン・ダイクのような世界トップレベルのDFとなることだ。彼は僕のアイドルなんだ。本当に彼が好きだよ」
カバクは186cmとそこまで大柄なセンターバックではないが、ヘデイングを得意とするなど身体能力は高い。この成長速度なら2、3年後にワールドクラスのセンターバックとして有名な存在になっていることも可能だろう。
まだEURO2020は予選の段階だが、トルコが大会屈指の守備力を誇っているのは間違いない。本大会でも堅い守備をベースに粘り強く戦うスタイルとなるはずで、トルコの強力センターバック陣が相手の攻撃を跳ね返す姿にも注目だ。
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