苦戦続くもエメリへの信頼は揺るがない アーセナル幹部「失望しているが……」

アーセナルで2年目のシーズンを迎えたエメリ監督 photo/Getty Images

「ウナイはこの仕事にふさわしい人物」

プレミアリーグの2019-20シーズンが開幕してから3ヶ月が経った。まだまだシーズンは始まったばかりだが、アーセナルの指揮官を務めるウナイ・エメリ監督の去就が騒がしくなっている。ただ、クラブの幹部たちは指揮官への信頼を改めて強調した。

エメリ体制2年目を迎えたアーセナルは今季、4シーズンぶりのチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指して連勝スタートを切るも、徐々に失速。第12節終了時点で4勝5分3敗と、勝ち点を「17」までしか伸ばすことができていない。そして現在6位につけているものの、CL圏内の4位マンチェスター・シティとの勝ち点差は、8ポイントまで広がっている。

リーグ戦の直近10試合で2つしか白星を手にすることができず、なかなか調子が上がらないアーセナル。指揮官の手腕に対して疑問の声も多く、いつくかの現地メディアが早くも次期監督候補を取り上げている。現在フリーとなっているジョゼ・モウリーニョ氏やマッシミリアーノ・アッレグリ氏などの名前が挙がっている状況だ。

しかし、英『BBC』によると、アーセナルのフットボール・デイレクターを務めるラウル・サンレヒ氏やマネージング・ディレクターを務めるヴィナイ・ヴェンカテシャム氏らは「我々はみなさんと同じように、現段階の結果とパフォーマンスの両方に失望している。我々が望んでいるレベルや期待しているレベルに到達していない。だから、ファン、ウナイ、選手、そしてスタッフ、全員が同じフラストレーションを共有している」としながらも「ウナイはこの仕事にふさわしい人物だと、我々は固く信じている」とコメントした。

さらに「我々は皆、物事を好転させるために舞台裏で必死に取り組んでいる。自信を持って取り組んでいるよ。素晴らしいサポートを当たり前だと思ったことはない。この困難な時期に全員が団結することで、チームの背中を押すことができると願っているよ」と話している。はたして、エメリ監督は優位の期待の応え、アーセナルを立て直すことができるのか。

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