チェルシーで躍動する19歳DFに中盤へのコンバート案が浮上しているようだ。同クラブを指揮するフランク・ランパード監督が、今後DFリース・ジェイムズの配置転換を行う可能性を示唆している。
現在19歳のR・ジェイムズはチェルシー下部組織出身で、今夏レンタル先のウィガンから復帰した右サイドバックを本職とする選手だ。昨季はチャンピオンシップ(英2部)で公式戦46試合に出場し、ウィガンの最終ラインを支えた。チェルシーに戻った今季は若手を積極起用するランパード監督の下でここまで9試合に出場し、2ゴール1アシストを記録。現地時間5日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節のアヤックス戦では、後半頭から途中投入され値千金の同点弾を沈めている。
そんなR・ジェイムズに浮上したコンバート案。キッカケは現地時間9日に行われたリーグ戦第12節クリスタル・パレス戦後にランパード監督が言い放った一言だ。
「右サイドバックは彼の本命のポジションだ。彼がチームに入っていると、みんなはリースのことをそのポジションの選手としてみなすだろう。でも彼は必要に応じて中盤でもプレイできるオールラウンドな選手だ。現時点でチームにはそこでプレイするのに慣れている選手がいるが、キャリアを重ねるにつれてリースは中盤の選手として成長することができると私は思っているよ」
ランパード監督がこのように語ったことを英『Daily Mirror』が伝えている。この試合でR・ジェイムズは対面したクリスタル・パレスのFWウィルフリード・ザハを完封。プレミア屈指と名高いウインガーを封殺したわけだが、指揮官は19歳に違う可能性を見出したようだ。
たしかにこのコンバート、R・ジェイムズにとっても良いものとなるかもしれない。彼の強みである正確なキックはクラブOBであるジョー・コール氏にも「まるでベッカム」と言わしめるほど。現在チェルシーの中盤にはマテオ・コバチッチとジョルジーニョというテクニシャンがいるものの、若いR・ジェイムズは彼らの長期的な後継者としてうってつけの存在だろう。
はたして、この19歳は今後DFとMFどちらで勝負をしていくこととなるのか。才能豊かな選手だけに、どちらで出場していても相手にとっては脅威となるだろう。
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