もうブンデスは“一強リーグ”ではなくなった 9チームが首位狙う異常な大混戦

リーグ首位を走るボルシアMG photo/Getty Images

首位狙えるチームが多数

ブンデスリーガはバイエルンの一強状態となっている盛り上がりに欠けるリーグではないのか。数年前はこんな意見も目立ったが、今や状況は変わってきている。まだ序盤戦の段階だが、ブンデスリーガは世界が驚くほど順位表の入れ替わりが激しい大混戦リーグとなっているのだ。

ここまで8試合を消化し、首位は勝ち点16を稼いでいるボルシアMGだ。2位は勝ち点で並ぶヴォルフスブルク、そこから勝ち点15でバイエルン、ドルトムント、ライプツィヒの優勝候補3チームが続き、勝ち点14を稼ぐチームもフライブルク、シャルケ、フランクフルト、レヴァークーゼンと4チームもある。1勝で首位を狙えるチームが多数存在するのだ。

ブンデスリーガ公式はなぜ競争的になったのか注目しているが、1つの特長はホームゲームで勝ち点を計算しにくくなったことだ。ここまでアウェイ側が勝利したゲームが35%あるが、これは昨季の28%、2017-18シーズンの26%、2016-17シーズンの22%を上回る数字だという。アウェイチームも勝ち点3を狙えるようになり、波乱が起きやすくなっていることが1つのポイントなのかもしれない。

「今のブンデスリーガには、12チームほど自分たちのことをトップチームだと言えるクラブがある」

これはシャルケを指揮するデイビッド・ワグナーのコメントだが、この言葉は現状を表わすのにピッタリだ。首位を狙えるチームが溢れており、もはや優勝を狙えるのはバイエルンだけではない。長谷部誠と鎌田大地が所属するフランクフルトだってチャンスがあるはずだ。

ボルシアMGを指揮するマルコ・ローズ、ライプツィヒを指揮するユリアン・ナーゲルスマン、ヴォルフスブルクを指揮するオリバー・グラスナーなど、今季より新チームを指揮する青年監督たちが結果を出しているのも興味深いポイントだ。高い位置からのプレス、素早い攻守の切り替え、そこからのショートカウンターを徹底する攻撃的なチームが増えており、指揮官の手腕も混戦を生んでいる理由の1つに挙げられる。

バイエルンを指揮するニコ・コバチも青年指揮官だが、こちらは昨季から何度か手腕が疑問視されてきた。アリエン・ロッベンやフランク・リベリがチームを離れたこともあり、絶対王者バイエルンの力が少しばかり弱まってしまった。これも混戦となっている理由だろう。

もちろん今の大混戦状態が終盤まで続くことはないだろうが、同じくバイエルンが独走するケースも考えにくくなってきた。優勝予想は難しいものとなり、ブンデスリーガにはこれまでと違う面白さが出てきている。

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