アーセナルは先日シェフィールド・ユナイテッドに0-1で敗れてしまい、昇格組相手の敗戦にサポーターもフラストレーションを溜めていることだろう。しかし、サポーターが不満を抱いているのは結果だけではない。指揮官ウナイ・エメリの選ぶスタメンに疑問の声が出ているのだ。
英『METRO』はアーセナルのベストイレブンはどれかと特集を組んでいるが、今回のシェフィールド・ユナイテッド戦でも首を傾げたくなる起用法があった。
例えば左サイドバックの人選だ。エメリはセアド・コラシナツを選択したが、ベンチには今夏獲得したキーラン・ティアニーが控えていた。ティアニーは怪我で出遅れていたものの、10月3日のヨーロッパリーグ・グループステージ第2節のスタンダール・リエージュ戦ではまずまずの評価を得ている。リーグ戦での先発起用を望む声もあるのだが、まだエメリはティアニーをリーグ戦で1度も起用していない。
他にも気になる点はある。同メディアが疑問視しているのは、センターバックと守備的MFの人選だ。センターバックではロブ・ホールディングが復帰しており、ダビド・ルイスとソクラティス・パパスタソプーロスのコンビにこだわり続ける意味はないはずだ。特にパパスタソプーロスのパフォーマンスは説得力に欠けると指摘されており、ホールディングに任せてもいいのではないか。
中盤では相変わらずグラニト・ジャカが信用されているが、ルーカス・トレイラの先発起用を望む声は根強い。ジャカのリーダーシップをエメリは評価しているようだが、パフォーマンスではトレイラも負けていない。同メディアもトレイラの先発起用をプッシュする。
そして最後にダニ・セバージョスの先発起用だ。アーセナルの攻撃にはやや創造性が不足しており、同メディアはセバージョスをトップ下に配する[4-2-3-1]のシステムをオススメしている。ダブルボランチにはマッテオ・グエンドウジとトレイラを起用し、ジャカが外れる。4バックはパパスタソプーロスの代わりにホールディング、コラシナツに代わってティアニーだ。
前線は右サイドにニコラ・ペペ、左サイドにピエール・エメリク・オバメヤン、最前線に復帰したアレクサンドル・ラカゼットを配置する。これが現段階でのベストイレブンと同メディアは考えているようだが、エメリはシェフィールド・ユナイテッド戦の敗戦を受けてスタメンに手を加えてくるだろうか。サポーターが納得できる人選に期待したいところで、疑問の残るスタメンで敗れるのはサポーターも許せないはずだ。
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