“ビッグ6”相手に強すぎる マンUの10番託される男が残す驚愕のデータ

リヴァプール戦で貴重な先制ゴールを挙げたラッシュフォード photo/Getty Images

大一番に強い21歳

現地時間20日に行われたプレミアリーグ第9節で、開幕から8連勝を記録していたリヴァプールの進撃を止める貴重な先制ゴールを奪ったマンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード。ダニエル・ジェイムズが供給したクロスも素晴らしかったが、ラッシュフォードの動きは秀逸だった。ニアに飛び込むと見せかけて相手DFの裏を取る一連の動作は得点の取り方を思い出したかのよう。今季は不調とも言われてきたが、リーグ屈指のリヴァプールDF陣を出し抜いたことで評価はV字回復している。

そんなラッシュフォードに関する興味深いデータが明らかとなった。そのデータとは、この21歳が“ビッグ6”相手に無類の勝負強さを発揮しているというものだ。英『sportskeeda』によると、ラッシュフォードがプレミアキャリアで記録した得点の実に35.5%が“ビッグ6”に対して記録したものだという。マンUの背番号10を託された男は“ビッグ6”との試合に通算32試合出場し11ゴール。その他のプレミアクラブ相手の成績が88試合で20ゴールということを考えると、いかに大一番で結果を残しているかは一目瞭然。数字に直すとおよそ1.5倍のペースだ。

なお、現役選手で“ビッグ6”相手に最近3年間で11得点以上を記録しているのは、ラッシュフォードの他ではたったの6人。リヴァプールのモハメド・サラー(42試合11得点)、ロベルト・フィルミーノ(33試合12得点)、サディオ・マネ(33試合14得点)、トッテナムのハリー・ケイン(33試合15得点)、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ(29試合18得点)、レスターのジェイミー・バーディ(39試合22得点)しかいない。ラッシュフォードは錚々たる面子の中に名を連ねている。
さらに驚きなのは彼の勝負強さ。“ビッグ6”以外のクラブに対しては11%にとどまっているシュート成功率が、ライバル5クラブとの試合に限定すると23.4%にまで跳ね上がる。大一番とあって集中力も研ぎ澄まされているのだろうか。『spoetskeeda』も「まるで別人」とこの21歳の変貌ぶりには驚愕している様子だ。

ビッグマッチで存在感を放つラッシュフォード。ライバル対決の際、マンUのスタメンにはこの男は欠かせないか。

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