来夏移籍市場でロンドンに本拠地を置く2クラブが1人のヤングスターを巡って激突するかもしれない。アーセナルとチェルシーの両クラブがベルギーで躍動する若手FWをめぐり、争奪戦を開始する可能性があるという。
英『The Sun』によると、この2クラブが狙っているのはアンデルレヒトに所属するFWジェレミー・ドクだ。同選手はアンデルレヒトの下部組織出身で、昨年11月にデビューを果たすと今年1月にはトップチームへ正式に昇格。昨季リーグ戦5試合に出場し、今季もここまで公式戦8試合に出場している。近年”育成大国”と呼ばれるようになったベルギーでその将来を嘱望されている17歳だ。
ドクはウイングの選手で、主に担当するのは左サイド。最大の持ち味は一度スピードに乗ったらなかなか止められない破壊力のあるドリブルだ。ベルギー国内では彼のことを「エデン・アザールの後継者」と評する人もいるという。アーセナルは今年6月で30歳を迎えたFWピエール・エメリク・オバメヤンの次を担う攻撃陣の中心として、チェルシーは再建をさらに加速させる存在としてこの17歳に狙いを定めたか。
国際サッカー連盟(FIFA)は原則として、18歳未満の若手選手の国際移籍を禁止している。そのためこの移籍が実現するとなれば、ドクが18歳の誕生日を迎える来年5月以降となるが、両クラブが国際移籍解禁となる来夏に早速アタックをかける可能性は十分にあるだろう。はたして将来、このベルギー期待のアタッカーがプレミアリーグに上陸することはあるか。今後の動向に注目だ。
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