ブンデスから羽ばたける実力者たち 今後が楽しみな“7人”の中堅クラブ組

ヴォルフスブルクのベグホルスト photo/Getty Images

中堅クラブにも楽しみな若手がズラリ

ブンデスリーガではどうしても優勝を争うバイエルン、ドルトムントのことに話題が集中し、その他のクラブで活躍している選手が見過ごされているケースが目立つ。そこで『90min』は、ブンデスリーガで印象的なパフォーマンスを続ける中堅クラブの選手たちを数名ピックアップ。彼らも今見ておくべき選手なのだ。

1.ボウト・ベグホルスト(ヴォルフスブルク/FW/27歳)

昨夏オランダのAZからやってきた197cmの超大型FWベグホルストは、昨季からブンデスリーガで大きなインパクトを残していた。昨季にはリーグ戦で17得点を記録し、今季もいきなり3得点を記録。通算にするとブンデスリーガでは39試合に出場して20得点9アシストを決めており、この数字は大ブレイクと言って問題ないだろう。
2.マキシミリアン・エッゲシュタイン(ブレーメン/MF/22歳)

すでにドイツのA代表入りも果たしているエッゲシュタインについて、同メディアはドイツ代表で定位置を確保するのも時間の問題と伝えている。トニ・クロースと比較する意見まであり、クロースが代表チームを離れた場合はエッゲシュタインが主力となっていくのだろう。

ブレーメンでもリーグ戦直近74試合のうち、実に70試合で先発している。今やブレーメンに欠かせぬ存在なのだ。

3.アレクサンダー・ニューベル(シャルケ/GK/22歳)

こちらも徐々に名前が売れてきている選手だ。シャルケでブレイクしたドイツ人GKといえば、やはりマヌエル・ノイアーが思い浮かぶ。ニューベルもビッグクラブから興味を持たれており、年齢的にもノイアー2世と呼ぶにふさわしい。当然バイエルンもノイアーの後継者候補の1人としてチェックしているはずだ。

同メディアもノイアー、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに近づく存在になると期待しており、世界的大ブレイクの時は近い。

4.ジャベル・シュラーガー(ヴォルフスブルク/MF/21歳)

今夏にザルツブルクから加入したオーストリア代表MFのシュラーガーについて、同メディアはすでに欧州ビッグクラブのターゲットになるだけの技術を備えていると評価する。残念ながら現在は負傷離脱しているが、ザルツブルク時代から足下の技術、中盤での守備能力はしっかりと認められていた。21歳という年齢を考えれば、将来的なビッグクラブ入りも狙えるだろう。

5.ジャン・フィリップ・マテタ(マインツ/FW/21歳)

武藤嘉紀がニューカッスルへ移籍し、その後釜候補として獲得されたのがマテタだ。192cmものサイズを誇るが、機動力も備える。昨季はリーグ戦で14得点を記録しており、マインツでも頼れる点取り屋だ。今季は負傷で出遅れているが、マテタも22歳と若い。今後さらなるステップアップを狙える逸材だ。

6.タイラー・アダムズ(ライプツィヒ/MF/20歳)

今年の冬にMLSのニューヨーク・レッドブルズから加入したアメリカ代表MFのアダムズは、加入するなりポジションを確保。昨季後半戦のパフォーマンスだけで同メディアはブンデスリーガ最高の守備的MFの1人とまで評しており、驚くほど早くブンデスリーガに適応した。アダムズのコンディションが整っていれば、今季ライプツィヒはリーグタイトルにチャレンジできるのではないかとまで期待されている。

7.ミロト・ラシカ(ブレーメン/FW/23歳)

ウイングを主戦場とするラシカは、昨年冬にフィテッセからブレーメンに加入。現代のウイングに求められるスピード、スキルに加え、近年はゴール前での引き出しも増えたと評価されている。昨季もリーグ戦では9得点5アシストを記録しており、同メディアは今季終了後にはチャンピオンズリーグに出場するようなクラブから狙われても不思議はないと伝えている。


育成力が評価されているだけあり、ブンデスリーガでは楽しみな若手も多い。この中から今季終了後にステップアップを果たす者が現れる可能性も考えられ、今季どこまで評価を伸ばせるのか楽しみだ。

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