23日、PSVでプレイしてきたメキシコ代表FWイルビング・ロサノのナポリ移籍が発表された。ロサノの移籍案はここ数日話題を呼んでいたが、それがついに実現することになった。貴重なアタッカーを失ったPSVは、今夏のうちに後釜を探すことになる。
その候補者の1人として名前が挙がっていたのが、フローニンヘンでプレイする日本代表MF堂安律だ。堂安はエールディヴィジである程度の実績を残しており、エールディヴィジの環境にも慣れている。堂安にとってもPSV行きは大きなステップアップで、PSVならばさらにハイレベルな舞台を経験することも可能となる。
ただ、それほど簡単に実現する話でもない。オランダ『Voetbal Primeur』によると、まだPSVは堂安のことも候補者リストに含めている。しかしフローニンヘンは1400万ユーロほどの移籍金を求めているようで、PSVはこれを高額と感じている。移籍金の部分で両クラブの考えにズレがあるのは間違いない。フローニンヘンは以前も堂安に対するCSKAモスクワやシャフタール・ドネツクからのオファーを断っており、1000万ユーロ以上の金額で売却したいのだろう。
同メディアはフローニンヘン側が要求額を下げた時にのみ堂安の移籍が実現すると見ており、フローニンヘンの姿勢が変わらない場合は代わりにAZでのプレイ経験もある現ブライトンFWアリレザ・ジャハンバフシュがターゲットになるという。2人とも獲得されるということはなく、どちらか一方の獲得になるとも伝えられており、移籍金を巡る交渉がどう動いていくのか注目される。
堂安もエールディヴィジでのパフォーマンスは評価されているが、オランダのサッカーファンの間ではエールディヴィジ内での移籍に1000万ユーロ以上のお金が動くのは高額との考えがある。オランダ『Soccernews』は「エールディヴィジの選手にPSVは1000万ユーロ支払うべきか?」とアンケートを取っているが、結果は52%がYes、48%はNoと半分に分かれている。堂安にとっては大きなチャンスだが、ステップアップは実現するのか。
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