“日本の神童VSノルウェーの神童” スペイン紙も注目するレフティー直接対決

フリーキックを蹴るウーデゴー photo/Getty Images

もう1人の才能はソシエダに

25日のリーガ・エスパニョーラ第2節、レアル・ソシエダ戦に出場できるかと問われた日本代表MF久保建英は、個人的には準備ができているとコメントしていた。レアル・マドリードからマジョルカへのレンタル移籍を決めた久保にとって、ソシエダ戦がデビューゲームになる可能性もある。

そしてこの一戦は単なるデビュー戦ではない。何の巡り合わせか、ソシエダには久保と同じくレアルからレンタル移籍で加わっているMFマルティン・ウーデゴーがいる。ウーデゴーといえば2015年の冬にレアルへ加わった天才肌のレフティーで、当時かなり大きな話題となった。そんなノルウェーの神童・ウーデゴーと久保がいきなり顔を合わせる可能性もある。

スペイン『MARCA』も両者の顔合わせに注目しており、両者にとって今季のレンタル移籍は非常に重要な意味を持つ。久保はリーガで通用するレベルにあるのか証明する場であり、一方のウーデゴーはそろそろレアルのトップチームでポジションを掴みたい。ヘーレンフェーン、フィテッセとオランダでレンタル移籍を続けてきた成果をリーガの舞台で見せる必要がある。
しかもウーデゴーの場合、レアルの育成法に誤りがあったとの見方もある。ウーデゴーは当初の久保と同じくレアル・マドリード・カスティージャでプレイを続けていたが、カスティージャのカテゴリーで成長を望むのは難しい。ウーデゴーのレンタル移籍は遅れてしまい、同メディアはレアルがその時の過ちを繰り返さないためにも久保を1年目からレンタルに出したと伝えている。もちろんウーデゴーも失敗と言われたまま終わる気はないはずで、レアルのトップチームでポジションを掴むべくアピールしていく考えだろう。今季のパフォーマンスが持つ意味は大きい。

すでにウーデゴーは開幕節のバレンシア戦からフル出場している。久保とウーデゴーの天才レフティー対決は楽しみだが、レアルで定位置を掴むのはどちらが先になるのか。2人はこれから何かと比較されることになるかもしれない。

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