己の存在意義をプレイで示す
今夏最後のプレシーズンマッチで魅せたユヴェントスのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを、地元紙も大絶賛している。
17日に行われたプレシーズンマッチで、セリエCに所属するウニオーネ・トリエスティーナと対戦したユヴェントス。この一戦でCFとしてスターティングメンバーに名を連ね、63分までプレイしたディバラは、スコアレスで迎えた38分、華麗なターンで相手DFをかわし、振り向きざまに美しいループシュートを決めて見せたのだ。このゴールが決勝弾となり、ユヴェントスが1-0でトリエスティーナを撃破している。
格下相手ではあるものの、ディバラの鮮やかなゴールを欧州の各国メディアが絶賛。トリノに本社を置く地元紙『TUTTOSPORT』も一面で取り上げており、ゴール後にファンへ自身の背番号を見せつけたセレブレーションの写真とともに「『これがオレのユニフォームだ!』ディバラがユーヴェに見せつけた。ラ・ホヤ(ディバラの愛称)はPKをミスしたが、トリエステで行われたプレシーズン最後の親善試合で、見事なロブシュートで勝利に貢献した」と報じた。
今夏の移籍市場でも多くのクラブが獲得に乗り出しており、ロメル・ルカクとのトレードが噂されるなど、移籍話が絶えなかったディバラ。ただこれまで通りユーヴェ愛を貫き、新シーズンもチームに残留することとなりそうだ。そして、セリエA開幕戦を1週間後に控えたこの日、栄光の背番号「10」を背負う己の存在意義をプレイでも示してみせた。今後も多くの人々を魅了するパフォーマンスで、「ディバラが移籍しなくてよかった」と言われるようなシーズンを送ることができるのか。