今年1月にオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの獲得を早々に発表したほか(正式加入は今オフ)、今夏にアトレティコ・マドリードからFWアントワーヌ・グリーズマンを引き抜くなど、大物釣りに打って出たバルセロナ。このふたりの獲得に計1億9500万ユーロの移籍金を費やした同クラブだが(約234億円、独『transfermarkt』の統計)、更なる陣容強化を画策しているようだ。
英『sportskeeda』は現地時間8月1日、バルセロナがDFジュニオル・フィルポ(現べティス)の獲得交渉に乗り出したと報道。長きにわたりバルセロナで左サイドバックを務めてきたジョルディ・アルバと、同ポジションや左ウイングバックを主戦場とするフィルポのふたりにレギュラー争いをさせることが狙いのようだ。しかしスペイン紙『MARCA』によると、べティス側がフィルポの移籍金として3000~3500万ユーロを要求しているのに対し、バルセロナ側の提示が2000~2500万ユーロに留まっているとのこと。クラブ間交渉が停滞気味であると同メディアで伝えられている。
昨季のリーガ・エスパニョーラ24試合に出場し、31回のドリブル成功数を記録したジュニオル・フィルポ。これは昨季の同リーグ36試合に出場したアルバの16回を上回っており(データサイト『Sofa Score』より)、仮にフィルポのバルセロナ移籍が実現すれば、アルバにとって強力なライバルとなるだろう。昨季のリーガ・エスパニョーラ第12節でバルセロナを相手に力強いドリブルから先制ゴールを挙げるなど、実力は十分なジュニオル・フィルポだが、本人の決断は如何に。
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