爆発するドイツの”新皇帝” ムバッペと同じ20歳の怪物が急激に高めた得点力[映像アリ]

レヴァークーゼンのハフェルツ photo/Getty Images

昨季得点数は大幅に増加

20歳のプレイヤーではパリ・サンジェルマンに所属するFWキリアン・ムバッペが大きな注目を集めるが、ドイツにも期待の20歳はいる。レヴァークーゼンで存分に才能を発揮しているMFカイ・ハフェルツだ。すでにドイツのA代表でもプレイするハフェルツは、その優雅なプレイからメスト・エジル2世と言われたり、レヴァークーゼンで活躍したドイツの皇帝ミヒャエル・バラック氏と比較されることもある特別な才能を持つ選手だ。

ハフェルツは6月に20歳を迎えたばかりの選手だが、昨季は特別なシーズンだった。リーグ戦では17得点を記録したのだが、その前の2017-18シーズンに決めた得点数は僅かに3点。昨季のハフェルツは得点力が飛躍的にアップしたのだ。特に大きかったのは昨年12月よりチームを指揮するピーター・ボスの存在だろう。

レヴァークーゼンは昨季序盤戦になかなか勝ち点を稼げず、シーズン途中にボスを招聘。それを機にチームは攻撃的な方向へと舵を切り、ハフェルツも年明けからリーグ戦で11得点と大暴れだった。この勢いを今季も続けることができれば、レヴァークーはかなり面白いチームとなってくるだろう。
ブンデスリーガ公式も昨季ハフェルツが決めたリーグ戦での17得点を振り返っているが、こうして見ると強引に打ったシュートがほとんどない。華麗なループショットなど、相手DFとGKのタイミングを外す柔らかいゴールが多い。これもハフェルツの大きな特長の1つと言えるはずで、ゴール前でも慌てることがない。

果たして今季ドイツの新たな皇帝はどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。ムバッペとともに、今後のサッカー界を引っ張るであろう若き天才MFを見逃してはならない。

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