復活した仏の”大型潰し屋MF”! チェルシーで輝く準備は整ったのか

ミランにレンタル移籍していたバカヨコ photo/Getty Images

ミランで大幅に進歩

昨季のチェルシーに不足していたのは、大型の守備的MFではないのか。そう主張したのは英『Football London』だ。アンカーの位置に入っていたジョルジーニョ、世界屈指の潰し屋であるエンゴロ・カンテ、ボールを運べるマテオ・コバチッチなど、確かに小柄な選手は多い。

そんなチェルシーで今こそ輝きを放つ時ではないかと期待されているのが、ミランから戻ってきたティエムエ・バカヨコだ。バカヨコは2017年夏にチェルシーへ加わったものの、チームにフィットできずミランにレンタル移籍。そこでも指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾに批判されるなど、苦しい時間を過ごした。しかしミランでは徐々に信頼を勝ち取り、パワーを備えた潰し屋MFとして大いに貢献。今度はチェルシー新指揮官フランク・ランパードを納得させる時だと期待されているのだ。

バカヨコがミランで進歩したのは確かで、スタッツも改善されている。パス成功率はチェルシーでプレイしていた87.2%から、ミランでは89.5%まで改善。空中戦勝率は46.9%から56.8%にアップ。1試合平均インターセプト数も4.19回から5.26回へと増えている。
今ではマンチェスター・ユナイテッドもバカヨコに関心を示しているというが、兄のアブドゥライ・バカヨコはチェルシーでチャレンジする考えを明かしている。何よりチェルシーは昨季もトップ4に入ったが、マンUはチャンピオンズリーグ出場権を逃している。チェルシーでのチャレンジの方が魅力的なのは間違いない。

ランパードはレンタル組を含め全選手を平等にチェックしていく考えのようだが、バカヨコはチャンスを掴めるのか。加入当初はカンテとのフランス人コンビが期待されていただけに、ミランでの成長を見せたいところだ。

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