今季限りでチェルシーを退団したガリー・ケイヒル。マウリツィオ・サッリ監督の下でほぼ出場機会を得られなった彼だが、同クラブのレジェンドであるジョン・テリーの後継キャプテンとしてその任を全うした。不器用ながらもひたむきにプレイする彼の姿に感銘を受けたチェルシーファンも多いことだろう。
そんな彼が来季からいなくなるチェルシー。正式にキャプテンを引き継がなければいけないが、誰がふさわしいか。英『Football London』は候補として6名を紹介している。
・セサル・アスピリクエタ(DF/29歳)
まずは大本命。今季ほぼすべての試合で腕章を託されたアスピリクエタだ。彼がそのまま正式に主将の座を受け継ぐことが、チェルシーにとって一番無難な選択だろう。29歳という年齢もプラス要素だ。
・ダビド・ルイス(DF/32歳)
もちろん、百戦錬磨のDFも候補の1人。アスピリクエタが不在だったヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦のディナモ・キエフ戦でその任を務めている。新指揮官が経験豊富なベテランに腕章を託す可能性は十分にあるはずだ。
・アントニオ・リュディガー(DF/26歳)
これから先のことを考えると、26歳のリュディガーにキャプテンを任せることも視野に入る。今季守備の要として機能した彼は、ピッチ外での成長も見受けられた。第26節でマンチェスター・シティに0-6と大敗を喫した後には、矢面に立ってファンへ謝罪する場面も。チームの中心として自覚が芽生えたリュディガーは有力候補だろう。
・ウィリアン(FW/30歳)
バルセロナへの移籍も噂されたが、チェルシーと新契約を締結することが有力となったウィリアン。今季もチームでは何度か主将を務めた。リーダーに抜擢されれば異論は出ないだろうが、唯一の懸念は出場機会か。カラム・ハドソン・オドイやクリスティアン・プリシッチ、ペドロ・ロドリゲスらを擁するチームで常時出番を確保することは至難の業。同メディアもこれが最大の障害だとウィリアンのことを評している。
・クリスティアン・プリシッチ(FW/20歳)
少し意外な選択肢だが、アメリカ代表ではアームバンドを巻いてプレイしている。20歳にエースの自覚を植え付けるため、任命するのは選択肢としてアリかもしれない。定着すれば長きにわたってチームを引っ張れる存在なだけに、賭けてみる価値はあるか。
・リース・ジェイムズ(DF/19歳)
最後は大穴。U-23に所属するリース・ジェイムズだ。2018-19シーズンはウィガンで武者修行し、チャンピオンシップ(英2部)で45試合に出場。最終節ではキャプテンを任されている。来季のチェルシーで定位置を獲得する可能性は低いが、将来が非常に楽しみな存在として同メディアは選出している。
はたして、2019-20シーズンのチェルシーを引っ張るリーダーは誰になるのか。順当にいけばアスピリクエタだろうが、誰もが驚く人物に任せてみるのもおもしろい。
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