今夏にエースのアントワーヌ・グリーズマンや最終ラインを支えてきたディエゴ・ゴディン、ファンフランの退団が決まっているアトレティコ・マドリードは、来季大きく姿を変えることになる。気になるのは、新生ディエゴ・シメオネ軍団のスタメンだろう。
『90min』がさっそく新シーズンのスタメンを予想しているのだが、最終ラインは顔ぶれがガラリと変わる。
GKはヤン・オブラク、最終ラインは右サイドバックにサンティアゴ・アリアス、センターバックにはホセ・マリア・ヒメネス、相棒にFCポルトからやってきたブラジル人DFフェリペ・アウグストが入る。そして左サイドバックには、今夏の獲得リストに挙がるFCポルト所属のアレックス・テレスを同メディアは予想している。テレスは精度の高いクロスを持ち、ポジショニングも良いと評価されており、高精度なクロスはこれまでのアトレティコになかった武器と言っていい。
中盤はボランチにサウール・ニゲスと、レアル・マドリードからやってきたマルコス・ジョレンテ、右サイドにコケ、左サイドにトマ・レマルだ。ライバルのレアルからジョレンテをスムーズに引き抜いたのは大きく、ジョレンテは守備でハードワークできる選手だ。
コケ、サウールの2人はこれまでもアトレティコを支えてきた選手で、新シーズンこそはレマルの爆発にも期待したい。同メディアは2年目を迎えるレマルなら大丈夫と楽観視しているようだが、果たしてそれが吉と出るのか。
最後は2トップだ。ここはアルバロ・モラタ、そしてベンフィカからジョアン・フェリックス獲得を想定している。フェリックスは今夏の目玉選手であり、グリーズマンの後継者候補だ。獲得できれば、1年目からフェリックスが中心となっていくのは間違いない。
これまでのシメオネ・アトレティコの印象が強すぎるためか、少しこの面子に慣れるまで時間を要するだろう。とはいえ、タレントはそれなりに揃っている。このメンバーでレアル・マドリード、バルセロナと互角に戦えるのか、シメオネの指導力が楽しみだ。
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