今季もトップ4入りを逃したアーセナル。来季巻き返しを図るために補強は必須と言えるが、移籍市場で投資可能な金額は約4500万ポンド程度と言われている。最大の弱点である最終ラインや、ユヴェントスへ向かったアーロン・ラムジーの抜けた穴を塞ぐには心もとない金額だ。スカウティングの手腕が試されることになる。
しかし、ラムジーの後釜はすでに在籍している選手で事足りるかもしれない。今季ホッフェンハイムにレンタル移籍していたFWリース・ネルソンだ。ブンデスリーガで8得点を記録した19歳はタイプこそ異なるものの、ラムジー以上にスピードがある。ピエール・エメリク・オバメヤンやアレクサンドル・ラカゼットと「快速トリオ」を結成すれば非常に面白い存在となるだろう。
そんなネルソンが来季にむけての抱負を語っている。英『Daily Mirror』によると、彼は成長した自分を見てほしいと次のように述べた。
「ドイツを離れるのは難しい選択だったけど、アーセナルは僕のチーム。だから、戻ってプレイしたいんだ。僕は成長した。前にアーセナルでプレイしたのは17歳の時だったからとても未熟だったね。今ではもっと成熟した役割を担えると思う。連携や1対1での成長したプレイを見てほしいな」
どうやら、ネルソンはドイツで相当な自信を身につけて帰ってきたようだ。続けて彼は自身がお手本としている選手の名前を挙げ、その人物とのエピソードを語っている。
「ラヒーム(・スターリング)は多くの若手にとってお手本だよ。彼はたまにInstagramでメッセージをくれるんだ。『立ち止まるな』ってね。彼とはイングランド代表で何度か一緒にトレーニングをしたことがある。いつも励ましてくれるんだ」
同じウインガーとして、ネルソンはマンチェスター・シティでブレイクしたスターリングをリスペクトしている。はたして、この19歳は自分を気にかけてくれる先輩のようにプレミア屈指のアタッカーとして輝くことができるのか。2019-20シーズンはアーセナルの新星アタッカーに注目だ。
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