日本時間25日にコパ・アメリカ2019のグループリーグ最終節が行われ、グループCのチリ代表とウルグアイ代表が対戦した。
既にグループリーグ突破を確定させている両チームだが、2位通過になると決勝トーナメント1回戦(準々決勝)で強豪コロンビアとあたるという事情もあり、試合序盤から球際で激しい攻防を繰り広げる。ウルグアイ代表はスアレスとカバーニ、チリ代表はバルガスとサンチェスの2トップに奪ったボールを渡して速攻を繰り出そうとしたものの、互いにラストパスやシュートの精度が伴わず、決め手を欠いたまま前半を終えた。
後半、首位通過のために勝利が必要なウルグアイ代表がプレッシングの強度を高め、前半と同様に奪ったボールをスアレスとカバーニの2トップに預けようとする。しかし、ハラを中心とするチリ代表の最終ラインやMFプルガルが球際で体を張り、ウルグアイ代表のチャンスの芽を摘み続けた。
一方のチリ代表も奪ったボールを素早くサイドに送ることを徹底し、チャンスを窺う。69分にはオパソの左サイドからのクロスに反応したディアスがヘディングシュートを放つが、ゴールライン上に立っていたウルグアイ代表のDFヒメネスにクリアされ、得点には至らなかった。
膠着状態が続くなか、試合を先に動かしたのはウルグアイ代表だった。82分、流れるようなパスワークでボールが右サイドから左サイドに展開されると、J・ロドリゲスのクロスにカバーニがヘディングで合わせ、先制ゴールを挙げた。その後ウルグアイ代表はヒメネスとゴディンの2センターバックを中心に体を張り、チリ代表のパワープレイに対抗。虎の子の1点を守り切り、グループCを首位で通過することに成功した。
[メンバー]
チリ代表:アリアス、メデル(→リチノフスキー 55)、ハラ(→カスティージョ 90)、マリパン、プルガル、ディアス、アランギス、P・エルナンデス、オパソ、バルガス(→J・フェルナンデス 78)、A・サンチェス
ウルグアイ代表:ムスレラ、ゴンザレス、ヒメネス、ゴディン、カセレス、バルベルデ(→コアテス 90+2)、ベンタンクール、アラスカエタ(→J・ロドリゲス 76)、ロデイロ(→ナンデス 46)、カバーニ、スアレス
[スコア]
チリ代表 0-1 ウルグアイ代表
[得点者]
ウルグアイ代表:カバーニ(82)
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