サンテティエンヌの躍進に貢献
昨夏よりサンテティエンヌのトップチームでプレイしている18歳のDFウィリアム・サリバ。迫力満点のコンタクトプレイや長い足(身長193cm)を活かしたパスカットなどに定評があり、同クラブの2018-2019シーズンのリーグ・アン4位フィニッシュに大きく貢献。昨年11月にU-19フランス代表デビューを果たすなど、着実にステップアップしている。
スポーツデータサイト『Sofa Score』の統計によると、サリバは同シーズンのリーグ・アン16試合に出場し、計80回のデュエル勝利数を記録。1試合平均に換算すると5.00回となるが、これは同リーグの強豪パリ・サンジェルマンのDFプレスネル・キンペンベ(5.21回/24試合出場)やマルキーニョス(4.97回/30試合出場)、及びチアゴ・シウバ(3.64回/25試合出場)と比べても引けを取らない数値だ。無論、この4人の出場試合数に開きがあるため比較が難しいが、サリバの対人守備能力の高さが窺えるデータと言えるだろう。
以前からサリバに熱視線を注いでいるアーセナルとサンテティエンヌによるクラブ間交渉は順調に進んでおり、数週間以内に同選手の移籍が決まる見込みと英『football.london』や仏『Le 10 Sport』で伝えられている。2018-2019シーズンのプレミアリーグ38試合で51失点を喫したアーセナルにとって、この新進気鋭のセンターバックは喉から手が出るほど欲しい逸材であろう。交渉の行方に注目が集まる。