“ロナウドに背番号を譲った男”が争奪戦か 2クラブが獲得に名乗り

今夏ユヴェントス退団が噂されるクアドラード photo/Getty Images

ユヴェントスに居場所はないか

今季、セリエAで前人未到の8連覇を成し遂げたユヴェントス。シーズン中には最終ラインに怪我人が多発したものの、終わってみれば2位ナポリとの勝ち点差は11ポイント。2018-19シーズンも危なげなく王者の座を守り抜いた。しかし、その中では満足のいくシーズンを送れなかった者もいる。FWファン・クアドラードはその1人だろう。

2015年にユヴェントスへ加入したクアドラード。チームに合流後すぐに右サイドのアタッカーとしてレギュラーの地位を確立したが、度重なる怪我やサッカー界きってのスーパースターであるクリスティアーノ・ロナウドの加入によって状況は一変。自身の着用していた背番号7と出場機会をロナウドへ譲ることに。今季は本来のポジション以外にもサイドバックやウイングバック、センターMFまでをこなしチームに貢献したものの、レギュラー奪回とまではいかず。良好な関係を築いていたマッシミリアーノ・アッレグリが今季限りで退任したこともあり、今夏での放出が噂されている状況だ。

そんなコロンビア代表FWに対して同リーグの2クラブがアタックを試みるようだ。伊『Corriere dello Sport』によると、インテルとローマがクアドラードの獲得に興味を示しているとのこと。移籍金は約2000万ユーロとされている。彼の実力を考えれば、お手頃価格と言えるだろう。
突破力のあるサイドアタッカーを探すインテルにとって、クアドラードはうってつけの人材かもしれない。コンテ新監督はレアル・マドリードのガレス・ベイルを熱望しているとされるが、高額な移籍金を要求される可能性の高いベイルよりもクアドラードは現実的な案だ。

一方のローマはどうか。右サイドのアタッカーにはジェンギズ・ウンデルがいる。しかし、彼にはアーセナルやトッテナムなどが興味を示しているとも。ジャスティン・クライファートのブレイクに期待するのも選択肢の1つではあるが、実績のあるクアドラードを獲得できるなら確保しておきたいところだろう。

先月にはユヴェントス残留希望を明かしたクアドラードだが、来季は一体どこでプレイすることとなるのだろうか。2019-20シーズンは敵としてアリアンツ・スタジアムのピッチに立つかもしれない。

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