チェルシーではマウリツィオ・サッリの退任論が続いており、来季新体制でスタートする可能性は十分に考えられる。また今夏はFIFAから補強禁止処分も受けており、チームをどう強化していくのかが注目を集める。
ただし、指揮官が代わろうとも安泰と言える選手たちも存在する。英『Football London』は「サッリが去ろうとも来季の先発が保証されている6選手がいる」と取り上げている。いわゆる替えが利かない選手ということだが、チェルシーの核と考えられているのは誰なのか。
まず1人はGKケパ・アリサバラガ。これは妥当な判断で、今のところアリサバラガを脅かす存在はいない。来季もアリサバラガが守護神として君臨することになるのだろう。
2人目と3人目は最終ラインからダビド・ルイス、セサル・アスピリクエタだ。このまま補強禁止となった場合、来季はレンタル移籍している若い選手たちがスタメンに入ってくることになるかもしれない。その時、若い選手たちを束ねる経験豊富な選手が必要になる。ダビド・ルイスとアスピリクエタにはリーダーシップがあり、チームをまとめるうえでも外せない存在となるはずだ。
4人目はまたまたDFからアンドレアス・クリステンセンだ。現在はアントニオ・リュディガーが負傷しているため、それが完治するまではクリステンセンがセンターバックを任されると同メディアは予想している。アンタッチャブルな存在というわけではないが、ひとまず来季の先発候補といったところか。
5人目はMFエンゴロ・カンテ。サッリの下では役割が変わったが、今のチェルシーにカンテを外す案は存在しない。おそらく指揮官が交代すれば本来のアンカーやダブルボランチの一角に収まる可能性が高く、中盤の守備を引き締めるうえでカンテは外せない。
最後の6人目は、ドルトムントから合流予定のFWクリスティアン・プリシッチだ。プリシッチはレアル・マドリードへ向かうと予想されているエデン・アザールの後釜候補で、アザールが退団した場合は攻撃の中心となるだろう。開幕からフル稼働が求められる選手だ。
今季はリーグ戦3位、ヨーロッパリーグ制覇とまずまずの成績を残したが、来季のチェルシーはどう変化していくのか。補強できないとなれば苦しいが、チームがどう成長していくのか楽しみだ。