CL決勝はここに注目すべき? 英メディアが両チームのDFリーダーを比較

リヴァプールの最終ラインを支えるファン・ダイク photo/Getty Images

元同僚も両者に言及

現地時間6月1日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トッテナム対リヴァプール。イングランド勢同士の対決とあって、白熱した試合展開となることが期待される。

そんな中、英『Squawka』が両チームのディフェンスリーダーに注目している。同メディアは、リヴァプールのDFフィルジル・ファン・ダイクと、トッテナムのDFトビー・アルデルヴァイレルトがプレミアリーグに参戦して以降のスタッツを紹介し、両者を比較した。

まず最初はパス成功率だ。アルデルヴァイレルトの86.3%に対し、ファン・ダイクは88.37%を記録。どちらも高水準だが、ファン・ダイクの方がより安定してパスを繋いでいるようだ。しかし、次に紹介された90分あたりのタックル成功回数は、アルデルヴァイレルトの0.97回がファン・ダイクの0.88回を上回った。シュートブロック回数も、90分あたり0.63回を記録したアルデルヴァイレルトに軍配が上がっている。そして最後に紹介されたのは、90分あたりの空中戦勝利回数。ここでファン・ダイクはなんと5.03回を記録している。対するアルデルヴァイレルトはわずかに1.48回。その差は歴然だ。
一部スタッツを比較しただけではあるが、こうしてみると空中戦以外は両者にそれほど差がないように思える。PFA年間最優秀選手に選ばれたファン・ダイクに注目が集まりがちだが、アルデルヴァイレルトも素晴らしいDFであることは間違いない。

さらに同メディアは、どちらの選手とも共闘した経験があるリールのポルトガル代表DFジョゼ・フォンテにインタビューを敢行している。フォンテはサウサンプトン在籍時に両者とセンターバックでコンビを組んだ。彼は2人でどちらが優れているかについて、次のように語っている。

「アルデルヴァイレルトとファン・ダイク、どちらかを選ぶのはとても難しいね。アルデルヴァイレルトはとても落ち着きがあるし、素晴らしいロングフィードを持っているよ。ファン・ダイクは生まれ持ったものがすごいね。背が高いし、メチャクチャ足がはやい。どんなボールもかっさらってしまうんだ。ファン・ダイクが世界最高であるのは疑いようがないけど、僕はどちらのDFとも楽しくプレイした。選べないよ。彼らは互いに異なる選手だけど、どちらも素晴らしいんだ」

元同僚でも選べないほどに優秀な両センターバック。はたして、試合終了のホイッスルが吹かれたとき、笑っているのはどちらか。それぞれ奮闘を期待したい。

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