ランパード監督のチェルシーはこうなる!? 若手融合したスタメンが面白い
チェルシーの監督候補に挙がるランパード photo/Getty Images
レンタル組が戻ってきた場合の予想スタメン
マウリツィオ・サッリ退任の可能性が噂されているチェルシーでは、後任候補としてクラブOBフランク・ランパードの名前が挙がっている。まだ経験が浅すぎるのではとの声もあるが、ランパードは今季ダービー・カウンティを指揮して一定の結果を残している。
では、ランパード監督が誕生した場合チェルシーの布陣はどうなるのだろうか。チェルシーはFIFAから今後2回の移籍市場での補強禁止処分を言い渡されていることに加え、エデン・アザールのレアル・マドリード移籍も近いと言われている。かなりピンチな状況にも思えるが、その状況でランパードならどの11人を選択するのか。英『The Sun』が予想を展開している。
GK
ケパ・アリサバラガ
DF
セサル・アスピリクエタ
アントニオ・リュディガー
フィカヨ・トモリ(ダービーにレンタル移籍中)
ジェイ・ダシルバ(ブリストル・シティにレンタル移籍中)
MF
エンゴロ・カンテ
ロス・バークリー
メイソン・マウント(ダービーにレンタル移籍中)
FW
ウィリアン
クリスティアン・プリシッチ
タミー・アブラハム(アストン・ヴィラにレンタル移籍中)
まず注目したいのは、4人のレンタル組だ。今季はダビド・ルイスがセンターバックを務めてきたが、同メディアは代わりにランパードが指揮するダービーで活躍する21歳のトモリを指名している。このポジションには若いイーサン・アンパドゥも控えており、チェルシーのユース出身者を信用してもいい頃かもしれない。
また左サイドバックにダシルバが入っている。マルコス・アロンソは失格と評価されており、ブリストルで自慢の攻撃力を披露するダシルバに任せるのも面白い。
中盤では、ランパードが指揮官に就任すればジョルジーニョのアンカー起用が消えると同メディアは予想している。アンカーにはカンテが入り、その前に攻撃的な2人が配置される。残念ながらルーベン・ロフタス・チークが大怪我を負ってしまったため、その代わりにランパードの下でプレイする20歳のマウントが指名されている。マウントについて同メディアはプレミアリーグで戦う準備ができていると評価しており、今季もプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)で9得点と結果を出している。
その相棒にはランパードが背負った8番をつけているバークリーが入ることになり、この中盤トリオはなかなか魅力的だ。
前線はアザールが退団した場合、ドルトムントから合流するプリシッチが左サイドにそのまま入る。右はウィリアンに頼ることになるとの予想だ。そして問題の最前線だが、同メディアはゴンサロ・イグアインを外している。契約を延長したオリヴィエ・ジルーもスタメンにはふさわしくないとの判断だ。代わりにアストン・ヴィラでリーグ戦26得点を記録する21歳の大型FWアブラハムが指名されている。アブラハムもチェルシーサポーターがカムバックを期待し続けているタレントの1人だ。
こう見ると興味深い11人に思えるが、これで来季再び優勝争いに絡んでいけるだろうか。若手の積極起用こそチェルシーが選ぶべき道なのかもしれない。