ドイツで成功収め、クラブを去る
2007年にバイエルンへ加わり、FWフランク・リベリのドイツ生活は12年も続いた。その間数多くのタイトルを獲得することになったわけだが、リベリほどのアタッカーを世界が放っておくはずはない。過去にはリベリ獲得へ動いたメガクラブが数多くあったのだ。
リベリは今季限りでバイエルンを離れることになっているが、2009年にバイエルンを離れることもできた。独『Sport Bild』によると、リベリには7つものメガクラブからオファーが届いていたという。リベリも迷ったようだが、最終的にはバイエルンに残る決断を下す。
「クレイジーだが、7クラブも僕のことを欲しがったんだ。ユヴェントス、インテル、ミラン、チェルシー、レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドがね。多くの考えが頭をよぎったし、簡単ではなかった。だが、その時ウリ・ヘーネス会長は何て言ったと思う?バルセロナにはメッシ、レアルにはロナウド、そしてバイエルンには君がいると。その後起きたことを考えるとバイエルンに残ったのは人生の中でも最高の決断の1つだよ」
リベリはこのようにコメントしており、バイエルンに残ったことで2012-13シーズンの3冠が実現した。残念ながらバロンドールは獲得できなかったが、2012-13シーズンのパフォーマンスはバロンドールに選ばれていても不思議はなかった。
リベリは12年過ごしたバイエルンを離れ、新天地を目指す。18日にはフランクフルトとのブンデスリーガ最終節、25日にはライプツィヒとのDFBポカール決勝が控える。国内2冠を達成してバイエルンを離れるのが理想のプランであり、アリエン・ロッベンとともに有終の美を飾りたいところだ。