最近は出場機会が減少
昨夏17年間過ごしたユヴェントスからパリ・サンジェルマンへと移籍したGKジャンルイジ・ブッフォン。40歳の大ベテランが初の海外移籍を決断したことは各地で大きな話題となった。しかしその挑戦は今季で終わってしまうかもしれない。
英『The Sun』によると、PSGは今夏ブッフォンの放出を検討しているという。今季PSGでブッフォンがリーグ戦に出場したのは15試合。シーズン全体で見るとフランス代表GKアルフォンス・アレオラと出場機会を分け合っている。しかし最近10試合でブッフォンがゴールマウスを守ったのはわずか3試合のみ。着実にアレオラが正守護神の座に近づいている状況だ。とはいえ、経験値を考えればブッフォンは控えGKとして十分すぎる存在。ではなぜPSGはこのベテランを手放すことを考えているのか。
それは昨年までPSGに在籍し、現在はMF長谷部誠の所属するフランクフルトにレンタル移籍中のGKケビン・トラップが関係しているようだ。トラップは昨夏ブッフォンの加入に伴い移籍を余儀なくされた選手。しかし新天地ではここまでリーグ戦全試合に出場しており、躍進を果たしているフランクフルトの絶対的守護神として君臨している。失点数も41と今季好調のドルトムントより少ない数字だ。この活躍を受けてPSGはトラップを再びチームに戻したがっていると同メディアは伝えた。ブッフォンとトラップを天秤にかけた結果、トラップの優先度が高くなったというわけだ。
ブッフォンも41歳となった。もしPSGが彼の放出を決めればさすがに“引退”の2文字が浮かんでくる。イタリアのレジェンドはキャリア終焉の準備を始める必要があるかもしれない。