ELの大一番に臨むチェルシー サッリ監督が語った“懸念材料”は?

4月28日のマンU戦でリュディガーが膝を負傷。チェルシーは深刻な“CB不足”に陥っている photo/Getty Images

「問題は頭数」

現地時間5月2日に開催予定のUEFAヨーロッパリーグ準決勝1stレグで、フランクフルトと対戦するチェルシー。同クラブを率いるマウリツィオ・サッリ監督が、同試合の前日会見に臨んだ。

4月28日のプレミアリーグ第36節(マンチェスター・ユナイテッド戦)で膝を痛めたDFアントニオ・リュディガーの今季中の復帰が絶望的であるほか、DFガリー・ケイヒルもアキレス腱の負傷により戦線離脱中であるなど、センターバックの選手層に不安を残しているチェルシー。サッリ監督は先述の会見でセンターバックの駒不足を嘆くとともに、フランクフルト戦でDFアンドレアス・クリステンセンを同ポジションに起用することをほのめかした。英『BBC SPORT』が伝えている。

「我々はセンターバックに困っている。(今季は)公式戦58試合を戦ってきたから、怪我人が出るのは当然のことだよ。ここまではラッキーだったが(何とかやりくりできたが)、この10日間はそうではない。クリステンセンは今季25試合ほどプレイしているから、準備はできているはずだ。メンタルとフィジカルの両面でフレッシュであることを願っているよ。彼は重要な試合でも良いプレイを見せてきたし、私としては自信を持って起用できる。問題は彼自身と言うよりも、(センターバックの)頭数なんだ」
同メディアによると、サッリ監督は右サイドバックが本職のセサル・アスピリクエタをセンターバックに回すことも検討しており、フランクフルト戦にむけた練習でもこのプランを試したとのこと。厳しい台所事情のなかで、同監督が今季の残り試合をどのように凌ぐかに注目したいところだ。

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