ミラン生え抜きFW、ピョンテク加入で出場機会減 今夏の去就は?

ミランのアカデミーで育ったクトローネ photo/Getty Images

ミラン残留を代理人が強調

ACミランのイタリア代表FWパトリック・クトローネの今後について、同選手の代理人が言及した。

現在21歳のクトローネはミランの下部組織出身で、2017年1月にトップチームへ昇格。同年5月に行われたボローニャ戦で途中出場を果たし、セリエAデビューを飾った若き逸材だ。昨季は途中出場や途中交代が多かったものの、復活を目指す名門クラブの主力として活躍し、公式戦46試合に出場して18ゴール6アシストを記録。こういった活躍もあり、昨年新設された若手版バロンドール『ゴールデンボーイ賞』では最終候補まで残り、4位にランクインしていた。

そして今季は、ユヴェントスからアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが移籍してきたこともあり(今冬にチェルシーへ移籍)、序盤戦は出場時間が限られていたクトローネ。しかし、イグアインがなかなか結果を残せないでいると、昨年10月末から徐々に出場機会を増やす。だが、今冬の移籍市場で今季大ブレイクを果たした超新星クシシュトフ・ピョンテクが加入すると、再びスタメンに名を連ねる回数が減少。こういった状況に加えて、以前からいくつかのクラブが同選手に興味を示していることもあってか、今夏の去就に注目が集まっている。
そんな中、クトローネの代理人を務めるジョバンニ・ブランキーニ氏がインタビューに応じ、次のようなコメントを残した。伊『Gazzetta dello Sport』などが伝えている。

「パトリックはミランに集中している。チャンピオンズリーグ出場権の獲得やコッパ・イタリアの決勝進出を果たすために、貢献したいと思っているよ。これらは重要な課題であり、彼はよく状況を理解しているしね。彼はガットゥーゾ監督の選択とチームメイトのクオリティを尊重しているし、コーチとの関係も明確だ」

「彼はミランのアカデミーで育ちで、自身がミランのファンであることも自覚しているし、いつだってこのユニフォームのために戦いたいと思っているよ。彼は退団について一度も考えたことはないし、我々はそのようなこと示唆したこともない。他のクラブとの契約の噂は真実ではないんだ。どのクラブとも話し合いをしていないし、会談の予定すらないよ」

クロトーネの今夏の退団はひとまずなさそうだ。ただ来季へ向けて、少しでもガットゥーゾ監督にアピールし、まずは今季の残りの試合で少しでも出場機会を増やしたいところだ。

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