マンU相手の衝撃ゴールから5年半 ようやく怪物・南野が暴れる時がきた!

日本代表の南野 photo/Getty Images

代表定着まで時間がかかったが……

現在アジアカップを戦う日本代表では堂安律、南野拓実の2人が2列目の新星として取り上げられているが、トップ下に位置する南野は本来もっと早くに日本代表の主軸となる予定の選手だった。南野は10代の頃より注目されていたアタッカーだったからだ。UAE『The National』がアジアカップ決勝を前に南野を特集しているが、最初に世界を騒がせたのは2013年の夏だ。

当時セレッソ大阪でプレイしていた南野は、マンチェスター・ユナイテッドとの親善試合で強烈なミドルシュートを突き刺したのだ。この試合にはマンUの一員として香川真司も出場していたが、南野はその香川に続く存在になると話題を呼んだ。しかしあのミドルから、南野が日本代表に定着するまで5年半もかかってしまった。やや遅いと感じたサポーターもいるはずだ。

同メディアも、アジアカップ決勝のカタール代表戦に出場してようやく代表キャップ数が13試合になると取り上げており、予定していたより時間がかかってしまった。ロシアワールドカップにも出場することはできず、目指すは27歳で迎える2022カタールワールドカップになる。
ただし、この5年半の間南野が成長していなかったわけではない。アジアカップでも見せているが、オーストリアのザルツブルクでプレイする南野は驚くほど守備意識が高い。ここはザルツブルクの環境で磨かれてきた部分で、準決勝のイラン代表戦で見せた泥臭いプレイを同メディアも称えている。粘り強さ、テクニック、両方を備えるのが今の南野なのだ。トップ下の位置から猛然とプレスバックする南野は日本を大いに助けている。

アジアカップは南野にとってA代表で迎える初のビッグトーナメントだ。同メディアはカタールとの決勝こそ自身の才能を改めて証明する絶好の場になると伝えており、再び世界に強烈なインパクトを与えて欲しいところだ。

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