60歳で見えてきたビッグクラブへの挑戦 ベティス指揮官のラストチャンス

ベティスを指揮するセティエン photo/Getty Images

今季何かを摑み取れるか

現在サッカー界で大きな注目を集めているのが、レアル・ベティスを指揮するキケ・セティエンだ。ベティスは中堅クラブではあるものの、セティエンの積極的なスタイルによって進化を遂げている。

何よりの特徴は徹底された哲学にあり、セティエンのチームは常にボールを動かした攻撃的なサッカーにトライしている。対戦相手がバルセロナであったとしても、後方から細かくボールを繋ぐことと高い位置からのプレスは徹底されている。結果だけでなく、プレイスタイルも評価されているのがセティエンの特徴だ。

英『BBC』もセティエンを特集しているが、一部ではプレイスタイルからバルセロナの次期指揮官にふさわしいとの声もある。実際ベティスは今季ここまでリーグ戦で平均ポゼッション率61.1%を記録しており、これは61.7%のバルセロナに次いで2番目に高い数字となっている。バルセロナの哲学に近いものを持っているのは間違いない。

ただし、セティエンが指揮官としてステップアップできるかは分からない。セティエンを最近になって知ったという人も多いかもしれないが、セティエンは60歳と若い指揮官ではない。ラシン・サンタンデールから指揮官をスタートさせ、CDルーゴのような下位リーグに所属するクラブも長年指揮してきた。指揮官としてはやや遅咲きと言っていいだろう。

ビッグクラブを指揮した経験もなく、何かメジャータイトルを獲得したわけでもない。その点でバルセロナの指揮官にふさわしいのかという声が出ても不思議はない。同メディアは今季こそがセティエンにとって大きな勝負になると伝えている。後半戦もベティスで結果を出すことがビッグクラブ行きに繋がることになり、年齢的にももう回り道はしたくないはずだ。

リーグ制覇は困難だが、まだベティスにはスペイン国王杯とヨーロッパリーグが残っている。ヨーロッパリーグは決勝トーナメントまで進んでおり、1回戦の相手はレンヌだ。何か1つでもタイトルを獲得できればセティエンのステップアップに繋がるはずだが、乾貴士も所属するベティスは今季何かを摑み取れるだろうか。

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