モウリーニョを欲しがるクラブはあるのか スペシャル・ワンの評価は落ちた

マンU指揮官を解任されたモウリーニョ photo/Getty Images

トップクラブから声がかかるかは微妙

18日、マンチェスター・ユナイテッドは指揮官ジョゼ・モウリーニョを解任することを決断した。チャンピオンズリーグでは何とか決勝トーナメントに進んだものの、リーグ戦では序盤から大きくつまずいてしまった。トップ4入りは厳しく、ライバルチームとの差は広がるばかりだ。

では、名将と呼ばれてきたモウリーニョは次にどこへ向かうのだろうか。英『Evening Standard』は今後もモウリーニョに興味を示すクラブは出てくるだろうが、トップクラブからは声がかかりにくくなるかもしれないと取り上げている。少なくともプレミアリーグの別のクラブで指揮を執るのは厳しいだろう。マンチェスター・シティ、リヴァプール、トッテナム、アーセナルはモウリーニョの哲学とは異なる攻撃的なフットボールを展開しており、チェルシーに3度目の就任も実現の可能性は0に近い。

中堅クラブならば可能性はあるかもしれないが、イングランドのトップクラブでの仕事をするのは難しいだろう。他にもパリ・サンジェルマン、スペインの古巣レアル・マドリードも候補に挙げられているが、同メディアはチェルシーとマンUでの失敗でモウリーニョの評価が著しく落ちたと見ている。主力選手との関係が悪化したり、モウリーニョの招聘はリスクが大きすぎる。
同メディアが唯一救いの手を差し伸べてくれるのではと考えているのが、セリエAだ。モウリーニョは過去にインテルを指揮して3冠を達成した経験を持っており、セリエAでの印象は悪くないはずだ。それこそインテルが再びコンタクトを取っても不思議はない。

モウリーニョは2000年代を代表する名将なのは間違いないが、以前に比べればその評価は確実に落ちてきている。これも時代の変化なのかもしれないが、モウリーニョは再び自身の評価を取り戻せるだろうか。

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