[ACL]鹿島、クラブ史上初のアジア制覇! 敵地でペルセポリスに“何もさせず”

ハードワーク完遂で悲願のACL制覇 photo/Getty Images

自慢の堅守を遺憾なく発揮

日本時間11日にAFCチャンピオンズリーグの決勝戦・2ndレグが行われ、鹿島アントラーズが敵地でペルセポリス(イラン)と対戦した。

1stレグで2点のリードを得た鹿島は、自陣ゴール前で守備ブロックを敷き、カウンター狙いの戦いを選択。14分には速攻から相手の左サイドを攻略し、鈴木優磨のクロスを受けた土居聖真が右足でシュートを放つ。しかし、このボールは惜しくもゴール左に逸れた。

鹿島はその後もペルセポリスにボールを保持されたものの、センターバックの昌子をはじめとする最終ラインが巧みに自陣バイタルエリアのスペースを消し、相手にチャンスを与えない。GKクォン・スンテを脅かすシュートやクロスも少なく、0-0のまま前半を終えた。
後半も自陣ゴール前を固める鹿島と、ボールを保持するペルセポリスという構図は変わらず。49分には土居のスルーパスに反応した鈴木が敵陣ペナルティエリアに走り込んであわや得点という場面を作るなど、時折見せるカウンターでペルセポリス陣営を焦らせる。

大半の時間を鹿島の陣地で過ごしたペルセポリスであったが、単調なクロスや苦し紛れのシュートに終始し、最後まで鹿島のゴールを脅かせず。88分にはコーナーキックのこぼれ球を拾ったヌーロラヒがミドルシュートを放つが、ボールは枠外に逸れ万事休す。鹿島が1stレグで得たリードを守り切り、クラブ史上初のACL優勝を成し遂げた。



[メンバー]
ペルセポリス:ベイランバンド、ハリルザデー、ジャラルホセイニ、アンサリ(→ハニフェリ 69)、モスレータクリミ、レサンボニャン、ヌーロラヒ、カムヤビニア、ヘマティ(→ノデヒ 64)、アリプール、メンシャ

鹿島アントラーズ:クォン・スンテ、西 大伍、チョン・スンヒョン、昌子 源、山本 脩斗、レオ・シルバ、三竿 健斗、土居 聖真(→安西 幸輝 68)、安部 裕葵(→金森 健志 90+3)、セルジーニョ、鈴木 優磨(→永木 亮太 78)


[スコア]
ペルセポリス 0-0(2戦合計:0-2) 鹿島アントラーズ

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