21日から23日にかけて、明治安田生命J1リーグ第27節が各地で行われた。優勝やAFCチャンピオンズリーグ出場権争いは激戦となりそうだ。
首位のサンフレッチェ広島は今節、ホームで3位のFC東京と対戦。18分にパトリックのゴールで幸先よく先制に成功し、前半をリードして折り返す。しかし後半に入ると、49分にリンスに同点ゴールを許し、1-1のまま試合終了のホイッスルを迎えた。優勝を狙う広島にとっても、ACL圏外である4位との勝ち点差を広げたいFC東京にとっても痛恨ドローとなってしまった。
昨年の覇者で、広島を猛追する2位川崎フロンターレは、7試合連続ゴール中の元ブラジル代表FWジョーを擁する名古屋グランパスをホームへ迎え入れた。阿部浩之や小林悠のゴールなどで3点を奪った攻撃陣に応えるように、守備陣も奮闘。前田直輝にゴールを許したものの、絶好調男のジョーを抑え、3-1で勝利を収めた。この結果、1試合未消化ながら、序盤戦から首位をひた走る広島のと勝ち点差を4まで縮めている。
ACL出場権争いを見てみると、逆転で出場圏内を狙う4位ベガルタ仙台は最下位の長崎に苦戦を強いられて0-1の敗戦、5位北海道コンサドーレ札幌も鹿島アントラーズに0-2で敗れ、前者は6位に、後者は7位に後退した。一方で、札幌を撃破した鹿島は2連勝で4位まで浮上。6位セレッソ大阪も勝ち点1を積み上げ、1つ順位を上げている。
また、一時はACL圏内がみえていたヴィッセル神戸は、指揮官を解任するも連敗を止められず。5万人以上が足を運び、真っ赤に染まった浦和の本拠地で0-4の完敗を喫し、ACL圏内まではまだ勝ち点差7ではあるものの、4連敗で9位まで後退。浦和が8位に順位を押し上げた。
残留争いの順位は以下の通り(勝ち点/得失点差)
1位 サンフレッチェ広島(56/+21)
2位 川崎フロンターレ(52/+22) ※1試合未消化
3位 FC東京(43/+9)
ーーーーACL圏内ーーーー
4位 鹿島アントラーズ(42/+3)
5位 セレッソ大阪(41/+4)
6位 ベガルタ仙台(41/-2)
7位 北海道コンサドーレ札幌(41/-3) ※1試合未消化
8位 浦和レッズ(38/+10)
9位 ヴィッセル神戸(36/-2)