ナポリ、今季は身長160センチ台の2トップで勝負? 名将は大きな手応え

フィオレンティーナ戦で新システムを採用したアンチェロッティ photo/Getty Images

[4-4-2]を新システムを採用

今季からナポリの指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督が、新システムへの手応えを口にしている。

昨季までチームを率いたマウリツィオ・サッリ監督のもとで、華麗なパスサッカーを作り上げたナポリ。これまで主に[4-3-3]のフォーメーションで、世界中のサッカーファンを魅了してきた。そして、アンチェロッティ監督に引き継がれた今季も、昨季までと同様のフォーメーションを採用。ただ、開幕3試合でいずれも先制点を許すなど苦しい戦いが続き、第3節のサンプドリア戦で早くも初黒星を喫している。

こういった状況もあり、何かしらの変化を加えたかったのか、これまで数々のタイトルを手にしてきた名将アンチェロッティは、好調フィオレンティーナと相見えた第4節で大幅な変更を見せた。[4-4-2]のフォーメーションを採用し、これまで途中出場が続いていたドリース・メルテンスを先発起用。ともに身長が160センチ台と高さはないが、機動力のあるロレンツォ・インシーニェと2トップを組ませた。そして、右ウイングで使われることの多かったホセ・カジェホンを中盤の右に下げ、ピオトル・ジエリンスキを中盤の左に置いて試合に臨んだ。
試合はインシーニェのゴールで辛勝だったが、伊『sky sport』インタビューに応じたアンチェロッティ監督は決勝点を挙げた同選手を「ロレンツォは本当によくやっていた。彼は今日、これまでとは異なる役割でプレイしたが、持っているクオリティを全て表現してくれたよ。私は彼のパフォーマンスが好きだし、この試合のマン・オブ・ザ・マッチだと思う」と絶賛。さらに、新システムについて「インシーニェとメルテンスのペアは、[4-4-2]でプレイする上で効果的だと思う。ラインの間でプレイするジエリンスキも非常に良かった。私は[4-4-2]に非常に満足しているよ。うまくバランスも取れていた」と述べている。

はたして、この新システムはナポリにとってオプションのフォーメーションとなるのか、それともメインのフォーメーションとなるのか。今後の戦い方にも注目が集まる。同クラブは18日にCLのグループステージ初戦でレッドスター・ベオグラードと、23日にセリエA第5節でトリノと対戦予定となっている。

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