2013-14シーズンより強い今のリヴァプール 秘訣はリーダーの多さに

優勝狙える力持つリヴァプール photo/Getty Images

代表を引っ張る者が増えた

近年リヴァプールが最もプレミア制覇に近づいたのは2013-14シーズンだ。スティーブン・ジェラードのスリップ事件もあってタイトルをあと一歩のところで逃してしまったが、当時のチームの破壊力は凄まじいものがあった。

しかし、今のチームは当時をも超える強さを誇るのではないか。当時はダニエル・スタリッジ、ラヒーム・スターリング、ルイス・スアレスの前線に全てを託しているような状態だったが、今のチームは守備も安定して全体的にバランスが良い。攻撃力も当時より劣っているわけではなく、近年では最強のリヴァプールと言えるはずだ。

英『Liverpool Echo』は、さらなるポイントとしてリーダーの多さを挙げている。チームをまとめるジョーダン・ヘンダーソンや副主将のジェイムズ・ミルナーだけでなく、他の選手も代表チームでリーダーを経験している者が多数いるのだ。
例えばオランダ代表ではDFフィルジル・ファン・ダイクが新主将となり、スコットランド代表でもDFアンドリュー・ロバートソンが主将に指名された。セネガル代表のサディオ・マネ、エジプト代表のモハメド・サラーも代表では副主将となっている。ドレッシングルームをまとめるリーダーが4、5人いるのは大きく、これも当時のチームとは異なるポイントと言えるのではないか。

英『Liverpool Echo』によると、ヘンダーソンは「クロップが来てからチームは正しい方向へ進んでいて、今僕たちはタイトルを獲得するというファイナルステップを踏む時にある」と意欲を見せている。今日行われる第5節トッテナム戦にも勝利すれば、開幕5連勝となって一気に波に乗れるだろう。まだ序盤戦だが、トッテナム戦は大きなカギを握るゲームとなりそうだ。

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