やはりナポリは特別な存在? サッリ、古巣の教子たちにエール「キミたちなら夢を叶えられる」

ナポリを退団し、チェルシーの指揮官に就任したサッリ監督 photo/Getty Images

3年過ごしたナポリとの突然の別れ

離れ離れになっても、やはり手塩に掛けて育て上げた選手たちへの想いは強いのかもしれない。マウリツィオ・サッリ監督が、古巣の教子たちにエールを送っている。

2015年にナポリの指揮官に就任したサッリ監督は、人とボールが動く華麗なサッカーをチームに植え付け、多くのサッカーファンを魅了。あの名将ジョゼップ・グアルディオラに「ナポリに恋している」と言わしめたほどだ。シーズンを重ねるたびに着実に力をつけ、昨季はイタリアの絶対王者ユヴェントスをあと一歩のところまで追い込み、今後のさらなる飛躍に期待された。

しかし、別れの時は突然訪れた。複数のクラブからオファーがあり、今夏の去就が不透明となっていたサッリ監督に対してクラブの会長がしびれを切らし、今年5月に新指揮官にカルロ・アンチェロッティ氏を招へい。3年過ごしたナポリを退団することが決まり、サッリ監督も7月にチェルシーの指揮官に就任することが発表された。めまぐるしい動きがあったが、伊『IL MATTINO』のインタビューに応じたサッリ監督も「あらゆることが突然だった。全ての選手にサヨナラを言う機会はなかったよ」と明かしている。
そのため、サッリ監督はこの場を借りて、改めて選手たちへメッセージを送った。「今、それ(別れの挨拶)をしたいと思う。あとこれだけは言いたい」と述べた上で「キミたちは素晴らしい選手だ。我々が見た夢を叶えられるはずだ。これまでのようにプレイしなさい」と話している。

はたして、ナポリの選手たちはサッリ監督の意思を受け継ぎ、今季こそ悲願のスクデット獲得を成し遂げることができるのか。

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