昇格クラブに”セードルフ2世”!? 今季プレミアで旋風巻き起こす可能性あるフラムを見逃すな

フラムにやってきたセリ(右) photo/Getty Images

今夏の補強に元指揮官は大満足

これが昇格組のクラブがおこなう補強なのだろうか。今季からプレミアリーグでの戦いをスタートさせるフラムは今夏の市場で予想以上の動きを見せた。ニューカッスルからレンタルで加入していたFWアレクサンドル・ミトロビッチを完全移籍で獲得すると、ドルトムントからFWアンドレ・シュールレをレンタルで、ニースからMFジャン・ミシェル・セリ、降格したスウォンジーからDFアルフィー・モーソン、アーセナルからDFカラム・チャンバースをレンタルで獲得している。

各ポジションに即戦力を加えており、理想的な夏を過ごしたと言えるのではないか。特に昨夏バルセロナも目をつけていたセリ、ドイツ代表として2014ブラジルワールドカップ制覇にも貢献したシュールレを引き抜いたのは大きい。彼らは本来昇格クラブに来るようなレベルの選手ではない。

英『BBC』によると、フラムの指揮官やマンチェスター・ユナイテッドのコーチを務めた経験を持つレネ・ミューレンスティーンも今季のフラムが興味深いチームに仕上がったと語り、セリをレジェンドMFクラレンス・セードルフと比較するなど絶賛している。
「セリはセードルフを思わせるね。狡猾さもあり、ボールを動かせる。フラムが彼を獲得したのはファンタスティックだよ。彼らの補強を見ると、他にシュールレも獲得したし、チャンバースもレンタルで獲得した。すでに優れた選手も数名チームにいるし、彼らは良いフットボールをしている。楽しみだよ」

第一目標は残留だが、今夏の補強ぶりを見ればもう少し贅沢な希望をかけてもいいはず。昇格組だからと侮ることはできないチームとなっている。

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