サラー、デ・ブライネに続くモウリーニョの過ち? マンUの22歳FW放出案は正しいものなのか

マンUでプレイするサンチェス photo/Getty Images

スタッツでは見事な数字を記録

昨季からレギュラーポジションを掴めず、今夏に退団する可能性が騒がれているマンチェスター・ユナイテッドFWアントニー・マルシャル。指揮官ジョゼ・モウリーニョとの関係も疑問視されているが、英『Daily Mail』はマルシャルを手放すのはモウリーニョの監督キャリアにおいて新たな過ちになるかもしれないと伝えている。

マルシャルはマンUに加入した頃より能力を高く評価されていたが、冬にはアーセナルからFWアレクシス・サンチェスが加入。アタッカーの争いは激しくなり、マルシャルは試合途中から出場するケースが増えた。モウリーニョの中でマルシャルがファーストチョイスでないのは明らかだ。

ただ、スタッツを見るとマルシャルのパフォーマンスは決して悪いものではない。昨季の得点、アシスト数を計算すると、マルシャルは117分に1点のペースでゴールに絡んでいる。一方でサンチェスは192分に1点、マーカス・ラッシュフォードは128分に1点、マルシャルより良いデータを残しているロメル・ルカクでも113分に1点とほとんど差がない。
何よりマルシャルはまだ22歳と若く、選手として完成していない。これまでモウリーニョはチェルシー時代にルカク、ケビン・デ・ブライネ、モハメド・サラーをあっさり手放すなど、優れた若手に十分なチャンスを与えなかったことで知られている。デ・ブライネは今や世界を代表するMFへと成長しており、マルシャルも同様のケースになる可能性だって考えられる。

同メディアは選手がどう頑張っても指揮官の好みに合わないことはあるとマルシャルをフォローしているが、マンUはこのまま手放してしまっていいのか。デ・ブライネ同様にマルシャルが数年後マンUに牙をむいてくるなんて可能性もあるだろう。

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