[CL]劇的PK弾で2日連続の“奇跡”は起こらず…… レアルを救ったのはやはりこの男、ロナウド![映像アリ]

ユニフォームを脱ぎ捨て、喜びを爆発させるロナウド photo/Getty Images

あと1歩のところまで迫ったユーヴェだが……

11日にチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグが行われ、レアル・マドリードがユヴェントスをホームのサンティアゴ・ベルナベウへ迎え入れた。

敵地での1stレグを3-0で勝利したレアルは主将のセルヒオ・ラモスが、背水の陣で挑むユヴェントスはエースのパウロ・ディバラが出場停止により欠場となっている。こういった状況の中キックオフされた試合は、開始2分に早くもスコアが動く。サミ・ケディラが右サイドを抜け出すと、中央へふわりとしたクロスを入れる。これをマリオ・マンジュキッチが頭で合わせ、ユヴェントスが早々と先制した。

反撃の狼煙を上げたユヴェントスに対して、レアルもクリスティアーノ・ロナウドを中心に反撃を試みるが、守護神ジャンルイジ・ブッフォンが立ちはだかる。すると、スコアを動かしたのは再びユヴェントスだった。37分、マッティア・デ・シリオの負傷により途中出場を果たしたステファン・リヒトシュターが右クロスを入れる。これをファーサイドへ走りこんだマンジュキッチが、再び頭で合わせ、この日2点目のゴールを挙げた。

2-0でハーフタイムを迎え、2戦合計スコアを2-3にしたユヴェントス。前日にローマが3点差をひっくり返し、バルセロナを撃破していたこともあり、2日連続の奇跡が現実味を帯びてくる。一方、レアルは何度かあったチャンスを決めきることができず。守備面では主将の不在が響き、さらなるプレッシャーがかかる。

そうして迎えた後半、ジネディーヌ・ジダン監督はカゼミロとガレス・ベイルを下げて、マルコ・アセンシオとルーカス・バスケスを投入。頭から2枚替えを行い、現状の打破を試みる。しかし、ユヴェントスの勢いは止まらない。61分、ドウグラス・コスタが右サイドからGKへ向かうボールでアーリークロスを入れる。これを守護神ケイロル・ナバスが痛恨のファンブル。こぼれ球に反応したブレイズ・マテュイディが押し込み、ユヴェントスが3点目をゲット。2戦合計スコアが3-3となり、ついに振り出しに戻すことに成功した。

同点に追いつかれたことで、猛攻を仕掛けるレアル。しかし、なかなかユヴェントスの牙城を崩すことができず、ただただ時間だけが過ぎていく。そして、このまま延長戦へ突入するかと思われた。だが、後半アディショナルタイムに劇的なクライマックスが待っていた。L・バスケスがエリア内で倒され、レアルがPKをゲット。この際、ブッフォンが審判への猛抗議で1発退場する珍しい場面も見られたが、代わって入ったGKヴォイチェフ・シュチェスニーを相手に、ロナウドが右隅へ豪快にPKを決め勝負あり。

2ndレグを1-3で落としたレアルだが、2戦合計スコアで4-3とユヴェントスを上回り、8年連続のベスト4進出を決めた。なお、ロナウドはこの劇的PK弾により、今季CL全試合得点の記録を継続している。

[スコア]
レアル・マドリード 1-3(2戦合計:4-3) ユヴェントス

[得点者]
レアル・マドリード:ロナウド(90+7)
ユヴェントス:マンジュキッチ(2、37)、マテュイディ(61)



参照元:YouTube

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