亡き主将の思いを胸に…… フィオレンティーナが58年ぶりの快挙!

ゴールを喜ぶフィオレンティーナメンバー photo/Getty Images

セリエAで見事6連勝

突然死したキャプテンの悲しみを乗り越え、そして彼の想いを胸に、フィオレンティーナが58年ぶりの快挙を成し遂げた。

フィオレンティーナは7日、セリエA第31節でローマとアウェイで対戦。前半に2点を奪ったフィオレンティーナが、2-0でローマを撃破し、1960年以来58年ぶりにリーグ戦6連勝を飾った。試合後、アウェイのスタジアムまで足を運んだファンが、3月に31歳の若さで亡くなったダヴィデ・アストーリのチャントと唱え、選手たちを祝福している。

そして、3試合連続のゴールでローマ戦の勝利に貢献したFWジョバンニ・シメオネは、記者から「トスカーナの人々が憑依したのか」と聞かれると、「それは、ダビデだ」とコメント。亡きキャプテンに勝利を捧げた。
さらに「僕たちはみんなが一生懸命にトレーニングへ励んでいる。誰も最初にグラウンドを去ろうとしないんだ。なぜなら、僕らはあの出来事(アストーリの死)について、考えることができない。全員で一緒に汗を流し、努力することが、唯一僕らの助けになる」と話している。

アストーリの亡くなって以降、チームはより一層団結し、負けなしをキープしているフィオレンティーナ。ヨーロッパリーグ出場圏内にいる6位ミランと、勝ち点差「1」まで迫っている。この快進撃はいつまで続くのか。



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