ポゼッション率を重視した戦い方に
2014ブラジルワールドカップでまさかのグループステージ敗退に終わったスペイン代表は、この夏ロシアの地でリベンジを果たそうと燃えていることだろう。そのカギとなるのは、やはりスペインらしいポゼッションによるゲーム支配だ。
先日スペインは前回大会王者ドイツ代表と親善試合を戦い、1‐1で引き分けた。スペインは指揮官をフレン・ロペテギに代えてから原点回帰を1つのテーマとし、スペインらしいボールを大切にするゲームを展開してきたが、この試合でもドイツ相手にスペインはポゼッション率で上回っていた。
スペイン『MARCA』によると、ロペテギは「アウェイでドイツ相手に90分間ゲームを支配しようとするのはリスキーだが、今回我々はそれにトライした」とこのビッグマッチを振り返っている。
同メディアはスペインがロシアの地でも同じアプローチでゲームに臨むのは明らかで、どこが相手でもポゼッション重視のスタンスを貫いてくるはずと見ている。27日にはアルゼンチン代表と親善試合を行うが、ここでもラインを高く保ってポゼッションするやり方を目指してくるだろう。
スペインは優勝候補にも挙げられているが、中盤をどこまで支配できるかが躍進の大きなポイントとなりそうだ。