王様がベンチに満足するはずはない
昨季終盤に負傷して長期離脱中のマンチェスター・ユナイテッドFWズラタン・イブラヒモビッチは着実に復帰へ近づいている。イブラヒモビッチの復帰はマンUにさらなる攻撃オプションを加えることになるが、かつてパリ・サンジェルマンやトッテナムでプレイしたダヴィド・ジノラ氏はチームのバランスが崩れる危険があると警告している。
その理由は、イブラヒモビッチが王様だからだ。現在のチームはロメル・ルカクを頂点に据えた戦いをしているため、イブラヒモビッチは復帰したとしてもベンチスタートとなるだろう。英『TalkSport』によると、同氏はイブラヒモビッチがスーパーサブの役割に満足する選手ではないと語り、指揮官ジョゼ・モウリーニョの頭を悩ませることになるのではないかと不安視している。
「彼はスーパーサブではないよ。彼は輝きたいと考える選手だし、チームのトップでありたいんだ。バルセロナでもそうだったし、ミラン、PSGでもそうだった。今はルカクが攻撃の中心だ。その周りにはラッシュフォードやマルシャルがいる。ズラタンがカバーニと一緒にプレイしていた時、カバーニは何も言えなかった。ズラタンが去ったことでカバーニは生き返ったんだ。今後の数週間で何が起こるのか楽しみだよ。モウリーニョがどうチームをマネジメントするのかね」
モウリーニョとイブラヒモビッチは常に良好な関係を築いてきたが、モウリーニョはどうコントロールしていくつもりなのか。王様が常にベンチという扱いに満足するはずはない。