復調の兆しを見せているナバスだが……
今季のリーガ・エスパニョーラ第10節終了時点で、首位バルセロナとの勝ち点差8の3位に留まっているレアル・マドリード。スペイン紙『MARCA』が同クラブのファン向けに行ったアンケートで、「補強が急務」と回答した人数が総投票者(約5万人)の79%にのぼったことから、来年1月や来夏の移籍市場での動向が注目されている。
こうした状況のなか、同クラブが現トッテナム所属GKウーゴ・ロリス(フランス代表)の獲得を検討していることが、スペインメディア『Don Balon』で話題に。かねてより現GKケイロル・ナバスのパフォーマンスに不満を抱いているフロレンティーノ・ペレス会長(レアル)が、今季のUEFAチャンピオンズリーグで対戦相手として立ちはだかったロリスのパフォーマンスに感服。同選手を獲得候補の最上位に位置づけたという見解が同メディアで示された。
今季のチャンピオンズリーグのグループステージ第3節(トッテナム戦)でロリスと共に好セーブを連発するなど、一時の不調から脱しつつあるナバス。前述の『MARCA』のアンケートでは総投票者の80%が同選手に高評価を与えるなど、サポーターからの信頼も回復傾向にあるが、新たなライバルに正GKの座を譲ることになるのだろうか。同クラブのGK人事から目が離せない。