アザール、デ・ブライネだけでは不服
近年急速に力をつけているベルギーサッカー界は、今や世界トップクラスのタレント集団になっている。欧州主要リーグの強豪クラブには必ずと言っていいほどベルギー人選手が所属しており、10月に発表された2017年バロンドール候補30名の中にはチェルシーMFエデン・アザール、マンチェスター・シティMFケビン・デ・ブライネ、ナポリFWドーリス・メルテンスの3人が選出されている。
3人も選ばれるだけで十分に凄いことだが、ベルギー代表を指揮するロベルト・マルティネスはこの選出に満足していない。仏『So Foot』によるとマルティネスはもっとベルギー人選手がバロンドール候補に選出されてもおかしくないと考えているようで、自身が思う候補者を2人名指ししている。
「2人、3人はノミネートから抜けているよ。クルトワやフェライニがね」
マルティネスはチェルシーの守護神ティボ・クルトワ、さらにはマンチェスター・ユナイテッドのビッグマンであるMFマルアン・フェライニも候補に選出されるにふさわしいと信じているようだ。昨季のリーグ制覇に貢献したクルトワはまだしも、フェライニを推したマルティネスの発言は少々驚きでもある。
フェライニはマンUでポジションを確保しているわけではないが、指揮官ジョゼ・モウリーニョの信頼は厚い。マルティネスも同様にフェライニを高く評価しているが、バロンドール候補30名に入るべき存在か。