ミラン、復調のキッカケを掴めるか!? アテネ戦で“ポジティブな結果”を求める指揮官と元主将

アテネ戦への意気込みなどを明かしたモンテッラ監督 photo/Getty Images

真の実力を証明したいミラン

ACミランは2日、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第4節でAEKアテネとアウェイで対戦する。試合に先立って行われた記者会見へ、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督とMFリッカルド・モントリーヴォが出席した。

クラブの公式サイトなどによると、インタビューに応じた元主将のモントリーヴォは、まず「明日プレイできたら最高だね。最近はあまりプレイできていないし、たくさんプレイしたいと思っているのは嘘じゃない。しかし、監督を批判するつもりはないよ。的確な選択だと思うからね。彼は信頼できる11人、最もチームに自信を与えられるであろう選手を選択しなければならない。僕がしなければならない唯一の仕事は、彼が僕を選択しないことが間違っているというのをプレイで認めさせること。これがサッカーにおいては普通だからね」と自身の出場機会に触れた。

その上で「多くの新しい選手が加入した。これまでよりも期待が大きくなっているのは当然だ。ただ、昨季に比べて変化しているわけだし、時間がかかるのも普通だよ。思うような良い結果が得られていないが、一生懸命努力し続けている。ヨーロッパの舞台で、僕らの力を証明したい」と意気込みを明かした。
一方、モンテッラ監督も「アテネはスピーディかつダイナミックなチーム。間違いなくタフな試合となるだろう。ただ、我々の選手はより高い技術を持ち、多くの才能も持つ。明日はそれを証明したい」と述べつつ「夏に大きな変化があったが、我々は強くなったことを示さなければならない。ポジティブな結果を求めているんだ。状況を元に戻すために、勝利へ向けて努力し続ければ立ち直ることができるだろう」とコメントしている。

ここまで2勝1分でグループDの首位に立つミラン。しかし、直近の公式戦8試合では2勝2分4敗と、思うような結果を残すことができていない。再び勝利街道に乗るためにも、アテネ戦で白星をゲットし、復調のキッカケを掴みたいところである。勝てなかった試合でも、決して内容が悪いわけではないことが多いだけに、ちょっとしたキッカケで息を吹き返す可能性がありそうだが、はたして。

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