破天荒のキャラクターも30歳に
今夏フランクフルトに加入したMFケビン・プリンス・ボアテングももう30歳になった。ベテラン選手の領域に入ろうとしており、今後は若手選手にとってのお手本となっていかなければならない年齢になっている。
独『Bild』によると、ボアテング自身もフランクフルトでは若手の成長を助ける役割も果たしたいと考えているようだ。ボアテングは「僕にはキャリアがあり、若手選手たちは僕を1つの基準にできる」と語っており、自身のキャリアを参考にしてほしいとの考えを示している。しかし、ボアテングといえば破天荒なキャラクターというイメージがある。その運動能力、実力は確かだが、何かと目立つ暴れん坊タイプの選手だ。
しかしボアテングは30歳を迎えて自身が成熟したと自信を持っており、この年齢で成熟していなければ問題とコメント。過去のことは気にしていないようだ。
「過去には間違いも犯した。ただ、そういったことは振り返らないよ。今は気にしていない。なぜなら僕は成熟したからね。でもこれは普通のことで、この年齢で成熟していなければ問題だよ」
フランクフルトでは日本代表MF長谷部誠も指揮官のニコ・コバチから「若手の手本になる選手」と称賛されており、ベテラン選手として若手をサポートすることが期待されている。ボアテングは長谷部とは全く違うタイプのキャリアを送ってきた選手だが、また違った方向から鎌田大地ら若手アタッカー陣を成長させてほしいところだ。