韓国紙「もう韓国はアジアの盟主ではない」 W杯出場決定も暗い空気漂う

エースのソン・フンミンも元気なく photo/Getty Images

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スッキリしないW杯出場権獲得劇

最後まで分からないギリギリの戦いだった。2018ロシアワールドカップ・アジア最終予選でグループAに入っていた韓国代表は、5日に行われたウズベキスタン代表戦をスコアレスドローで終えて勝ち点1を獲得。何とかグループ2位を確保してワールドカップ出場を決めた。

ワールドカップ出場を決めたのは大きいが、スッキリしない内容だったのは事実だ。8月31日、今回の5日の2連戦では勝利が必要だったが、イラン代表とウズベキスタン代表相手にどちらもスコアレスドローだった。寂しい内容だったのは間違いない。

この内容に韓国『朝鮮日報』は、「冷静な自己評価が必要。もうアジアの盟主ではない。ワールドカップ出場も自分たちで決めたわけではなく、周りの状況で進出した格好。レベルが落ちているのは事実で、FIFAランクを見ても韓国は49位、グループ首位のイランは24位、B組の日本は44位、オーストラリアは45位と韓国より上だ。アジアカップでの優勝経験もここ最近はない。南米や欧州など遠方ばかりではなく、近くのアジアからも学んでいかないといけない」と伝えている。
韓国ではトッテナムで活躍するソン・フンミン、ザルツブルクで得点を量産するファン・ヒチャン、アウグスブルクのク・ジャチョルなど海外のクラブで活躍する選手もいる。しかしそうしたタレントを上手くチームに組み込めているとは言えず、今回のウズベキスタン戦でもなかなかチャンスを決め切ることができなかった。

ワールドカップ出場決定の喜びよりは今後への不安感の方が大きくなっているようだが、韓国は来年ロシアの地でどんな戦いを見せるのか。

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