現在2018ロシアワールドカップ南米予選で5位と苦戦しているアルゼンチン代表の指揮官にホルヘ・サンパオリが就任した。サンパオリといえばシステムをコロコロと変えるタイプの戦術家で、今季指揮したセビージャでも3バックなど様々なシステムを使用していた。時に選手たちが混乱する場面もあったが、こうした奇抜なアイディアこそサンパオリの魅力でもある。
そこで英『Squawka』は、さっそくサンパオリ率いるアルゼンチン代表がどんな形になるかを予想。セビージャで何度か使用していた3バックを軸にした超攻撃的なチームになっており、GKにはセルヒオ・ロメロ、3枚のセンターバックは右にニコラス・オタメンディ、左にマテオ・ムサッキオ、そして中央にハビエル・マスチェラーノだ。同メディアはマスチェラーノをチリ代表時代に指導したガリー・メデルのような役割で起用するのではないかと予想しており、小柄ながら攻守両面で貢献するセンターバックになることを期待している。
中盤はボランチの位置にレアンドロ・パレデスとエベル・バネガが並び、右のウイングバックにはセビージャで指導したガブリエル・メルカド、あるいはベンフィカのエドゥアルド・サルビオ、そして左のウイングバックにはアンヘル・ディ・マリアが入る超攻撃的なシステムになっている。
前線はトップ下にリオネル・メッシ、2トップにはゴンサロ・イグアインとセルヒオ・アグエロを引きずり下ろす存在としてパウロ・ディバラとマウロ・イカルディのセリエA若手ストライカーコンビを抜擢している。将来的にもこの2人は代表の最前線を任せるにふさわしい人材と言えるだろう。
まだサンパオリがどのシステムで戦うかは分からないが、まずはエースのメッシが気持ちよくプレイできる環境を整えなければならない。サンパオリも試行錯誤するだろうが、同メディアの紹介した3バックも興味深いオプションとなるはずだ。