ヒットしなかった補強、謎を呼んだヤングのCF起用……名将ファン・ハールは何を間違えてしまったのか

解任されたファン・ハールの仕事を英メディアが振り返る

解任されたファン・ハールの仕事を英メディアが振り返る

マンUの指揮官を解任されたファン・ハールphoto/Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドの指揮官を解任されたルイ・ファン・ハールは、どこで何を間違えたのか。ファン・ハールはこれまでオランダ代表やバイエルンなど複数のチームで成功を収めてきた優れた指揮官だったが、マンUでの仕事は苦しいものとなってしまった。英『Sky Sports』はファン・ハール体制をもう1度振り返り、間違ったポイントをいくつか紹介している。

まず最も痛かったのは市場での動きだ。アンヘル・ディ・マリアやメンフィス・デパイと即戦力の獲得に多額の資金を使ったが、ディ・マリアはパリ・サンジェルマンへ移籍。デパイはチームにフィットせず、モルガン・シュナイデルラン、バスティアン・シュバインシュタイガーらも違いを生み出すことができなかった。完璧な補強だったと言えるのはモナコから獲得したアントニー・マルシャルくらいだ。

しかし、同メディアはマルシャルに関してもミスがあったと感じている。マルシャルはファン・ハールを救うヒーローのような存在だったが、ファン・ハールはウェイン・ルーニーのセンターフォワード起用をやめようとしなかった。結果的にマルシャルはサイドでプレイする機会が増え、同メディアで解説を務めるティエリ・アンリ氏もマルシャルのベストポジションは9番だったと不満気だ。シーズン途中からマーカス・ラッシュフォードが爆発したことで助かったが、ルーニーのセンターフォワードを続けていればさらに成績は悪くなっていたことだろう。

それもマルシャルだけではなく、アシュリーヤングをサイドバックやセンターフォワードの位置で起用するなど奇抜な起用法も目立った。結局これも効果を発揮することはなく、シーズンを通して考えればファン・ハールの起用法はベストではなかった。

それでも若手育成に関しては最高の仕事を見せ、多くの選手が今季デビューを飾っている。補強や起用法の面では上手くいかない部分が多かったものの、来季からのチーム運営に向けて良質な種をまくことには成功したと言えそうだ。
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