中国クラブの爆買いは止まらない!? ミラン、インテル、ローマのセリエA強豪3クラブから引き抜きへ

お金だけじゃなく、目の付け所もよし

中国マネーの勢いは止まらない。

伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、中国の江蘇蘇寧がインテルMFフレディ・グアリンとローマFWジェルビーニョの獲得を狙っているという。同クラブは現在ミランFWルイス・アドリアーノとも交渉中で、一気に3人のスター選手を揃えようと動いている。同メディアは、江蘇蘇寧は現在リーグ戦で10位と上位に位置しているわけではないが、勢いは止まらないとその野心に驚いている。

アドリアーノはジェレミー・メネズの復帰、エムバイェ・ニアングの台頭などで出場機会を失っており、今冬に放出される可能性が極めて高くなっている。グアリンもフェリペ・メロやジョフリー・コンドグビアなど複数のライバル選手が加入し、定位置を確保できているわけではない。インテルはグアリンを売却して攻撃で違いを作れるサンプドリアMFロベルト・ソリアーノの獲得を狙っており、資金確保のために売却される可能性もある。ジェルビーニョも指揮官のリュディ・ガルシアが解任され、移籍話が再燃している。江蘇蘇寧はグアリンに対して年俸600万ユーロ、ジェルビーニョには1000万ユーロを用意する考えだ。
3人ともクラブで微妙な立ち位置にあり、江蘇蘇寧の目の付け所はなかなかだと言えよう。ミランもアドリアーノの売却益で中盤の選手を獲得しようと考えており、大金を支払ってくれる中国は良きビジネス相手だ。それはソリアーノ確保を狙うインテルも同じだろう。ジェルビーニョの場合は昨夏にUAEのアルジャジーラへ移籍する噂もあったが、破格の待遇を希望したことで破談に終わったと言われる。中国お得意の札束攻勢で攻めれば、簡単に落ちるかもしれない。

中国が強くなりすぎるのはJリーグにとっては脅威だが、残念ながらその勢いを止める術はなくなっている。

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